出版社内容情報
本書は、これまで日本ではあまり論じられなかった化学・生物兵器についてわかりやすく解説したものです。化学・生物兵器の種類、使用法、中毒作用回症状、治療、防御対策、消毒回除染方法について解説しています。【編集担当者コメント】生物・化学兵器は戦場で使われるという先入観があった。この常識は、松本と東京・地下鉄のサリン事件でくつがえされ、テロ行為として使われることが実証された。これを機に、わが国でも危機管理対策がさけばれ、国もようやく重い腰を上げた。このことは身近な脅威であり、このようなテロが何時起きても我々はそれに対処できるようにならなければならない。そのための基礎知識を得る第一歩として本書は格好の書である。
目次
1 序論(歴史)
2 化学兵器の基礎知識(毒ガス剤の種類;毒ガス剤の兵器化;検出法;防御法 ほか)
3 生物兵器の基礎知識(生物兵器の種類;使用法と防御法;とくに注目されている生物兵器;生物兵器の現状)
4 政策(化学兵器禁止条約;化学兵器の廃棄;化学・生物兵器拡散の防止;化学・生物兵器テロ対策)
著者等紹介
井上尚英[イノウエナオヒデ]
九州大学教授、医学部衛生学講座
杜祖健[トソケン]
Professor Emeritus,Department of Biochemistry and Molecular Biolology Colorado State University
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