出版社内容情報
薬剤の効果のみならず、副作用が臨床検査の変動として表れることが多々ある。薬物治療の効果や安全性の検証に検査データを読む力は、臨床薬剤師にとって、不可欠である。本書は臨床検査の理解と検査値の解析に必須の基本知識を網羅し、服薬指導・病棟業務に即して分かり易く解説。【編集担当者コメント】薬剤師の職能、科学的に裏付けされたデータ・根拠に基づく知識を身につけた薬剤師の薬物治療チームへの参画が切に求められています。現在の医療では、ほとんどの患者に対して何らかの検査が行われています。本書は、個々の検査データを並列に解説したものではなく、各疾患の程度、臓器の機能を、いくつかの検査を総合して、判断・理解できるように執筆されています。また使用薬剤との影響まで言及した臨床薬剤師の必携書です。
目次
肝機能障害
ウイルス肝炎のマーカー
腎機能検査
血液一般検査
電解質検査
糖尿病関係検査
脂質関係検査
甲状腺ホルモン関係
副甲状腺ホルモン
血液ガス関係
酵素関係
蛋白成分関係
非蛋白窒素化合物
出血・凝固・線溶関係
アレルギー疾患関係
その他薬剤関連で知っておきたい検査
検査値を判断する時の注意事項