内容説明
『南総里見八犬伝』で著名な孤高の作者馬琴の知られざる実像！無類の長文かつ難読をもって名高い馬琴書翰を博捜精査し、徹底した読解により従前の馬琴論を一変させ、生身の人間馬琴に追る。
目次
『兎園小説』の経緯
二十回本「平妖伝」のこと
文政十年三月二日付篠斎宛・「平妖伝」のこと補言
天保三年四月二十六日付桂窓宛馬琴書翰と西荘文庫旧蔵本「八犬伝」（初篇‐七篇）
天保三年五月二十一日・同七月朔日付桂窓宛馬琴書翰と西荘文庫本「八犬伝」（第八輯上帙）
天保七年一月六日 小津桂窓宛滝沢馬琴書翰
黙老宛馬琴書翰 天保三年八月二十六日
篠斎宛馬琴書翰 天保三年六月二十一日
馬琴書翰二種
竹清書留 『雁来魚往』所収馬琴書翰〔ほか〕
