内容説明
本巻には、俳諧諸家の筆蹟を模刻して上梓した西鶴編『古今誹諧手鑑』(延宝四年序)と笑種編『続古今誹諧手鑑』(元禄十三年序)の二種を収める。先に、歌人・連歌師等の筆蹟の模刻を掲げた『御手鑑』(称硯子編、慶安四年刊)があり、その覆刻版が延宝三(1675)年に上梓された。本書は、西鶴がその覆刻版に触発され、これを範として、守武以下師宗因に至る古今の俳諧師246名の筆蹟(短冊)を模刻にて掲出し、翌四年自ら序を認め、上梓した書。(『古今誹諧手鑑』)。本書は、笑種が先の西鶴編『古今誹諧手鑑』に漏れた俳諧師及び当代諸家の短冊246点を集め、元禄十三(1700)年執筆の自序を巻頭に掲げ、上梓した書。(『続古今誹諧手鑑』)。
目次
古今誹諧手鑑
続古今誹諧手鑑
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- 和書
- 新訂 牧野富太郎自叙伝