内容説明
和歌から短歌へ、近代短歌から現代短歌へ、新たな視点で構築する短歌史。今まで個別の点として捉えられていた歌人・歌集を線として繋ぎ、三十一音に凝縮された豊穣な世界を読みとる。
目次
序章 近代短歌史の輪郭
第1章 明治短歌史の展望(明治三十四年の短歌史的意味―『片われ月』と『みだれ髪』の絵画的特性をめぐって;金子薫園と『叙景詩』運動 ほか)
第2章 大正短歌史の展望(与謝野寛・晶子における渡欧体験の文学史的意味;近代歌人における“奈良体験”の意味 ほか)
第3章 昭和短歌史の展望(前川佐美雄『植物祭』の短歌史的意味;一九三〇年の短歌史的意味―啄木の『一握の砂』から佐美雄『植物祭』へ ほか)
結章 近代短歌史の構想に向けて
著者等紹介
太田登[オオタノボル]
1947年奈良市に生まれる。1971年天理大学文学部国文学国語学科卒業。1977年立教大学大学院博士課程修了。天理大学文学部教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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