出版社内容情報
藤原氏全盛期の平安中期の基本史料を【高精細カラー版】に【所収】長和二年(1013)・長和三年(1014)
平安時代中期の公卿、藤原実資(九五七?一〇四六)の日記。著者の出自と政治的位置とに伴う情報の豊かさと正確さ、それを記録する意欲の強さと表現能力の高さを兼備し、貴族の日記として代表的であるだけでなく、平安中期の基本的な史料として貴重。政治・儀礼・社会・家族・宗教・文化などの実態を知る最高の史料。尊経閣文庫では、古写本として全三十七巻を所蔵。本史料の自筆本は現存しないが多くの伝本があり、なかでも平安・鎌倉時代の書写になる尊経閣文庫所蔵本は伏見宮家旧蔵本、九条家旧蔵本(ともに宮内庁書陵部所蔵)などと並んでもっとも古く、質・量ともに極めて優れた古写本といえる。
前田育徳会尊経閣文庫[マエダイクトクカイソンケイカクブンコ]
目次
甲巻十 長和二年秋
甲巻十一 長和三年春
乙巻二 長和三年春
甲巻十二 長和三年夏
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- 和書
- 村落共有空間の観光的利用