内容説明
外来10分診療でできる、ガイドライン推奨の不眠治療。プライマリケア医、看護師もできる!不眠症に有効な3つの技法:臥床時間制限、刺激統制、認知再構成。がん、慢性疼痛、うつ病、PTSD…合併症があっても効く、使える!当直・夜勤に伴う不眠症にも!レーダーチャートで理解する睡眠薬。ネットワークメタアナリシスに基づき、睡眠薬の「本当の効果」を客観的に整理。オレキシン受容体拮抗薬3剤(レンボレキサント・スボレキサント・ダリドレキサント)の特徴・使い分け。入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒それぞれへの対応策。
目次
第1章 不眠症って何?
第2章 不眠症の治療法
第3章 不眠の認知行動療法(CBT‐1)
第4章 睡眠衛生指導
第5章 薬物療法
第6章 シチュエーション別CBT‐1実践法
第7章 多職種からのアプローチ:Q&Aで理解するCBT‐1の実際
巻末資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーシャ
4
CBT-Iの第一人者が、不眠症診療のエビデンスと実際の介入をわかりやすく解説した一冊。ともすると睡眠薬の処方に流れがちな領域ですが、CBT-Iのエッセンスと実際に忙しい外来でどう実践するかがわかりやすく紹介されていて、自分でもやってみようと思える一冊でした。(児童にはエビデンスがないことは承知しつつですが)各職種による実践が紹介されているのもいいですね。2025/06/29
kacchan
1
アメリカでは第一選択肢らしい認知行動療法。効きそうな気が…2025/10/03
ろへい
0
欧米では、不眠症の治療で最初に行うのが睡眠の認知療法(CBT-I)である。睡眠薬よりも効果が高いとのエビデンスがあるが、日本では積極的に導入されていない。不眠症が慢性化するのは、寝床でスマホを触るなどの行動様式が習慣になるからである。そこで布団に入ったら眠る以外のことをしない、刺激統制を行う。また、寝床で悶々とする時間が長ければ睡眠効率が悪くなり、睡眠満足度が低くなるので、あえて寝床にいる時間を短くする臥床制限を行う。この二つがCBT-Iの核となり、睡眠日誌をつけて睡眠をモニタリングすることで改善していく2025/10/01
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