内容説明
重症小児感染症の診療に当たりつつワクチンの効果を実体験した感染症専門医が患者に出会い、経験し、教えられ、悩み抜いて、調べたことがこの1冊に!定期接種から新型コロナワクチンまで。100分で身につくワクチンと予防接種の基本。
目次
総論(言葉の定義―予防接種とワクチンの違いを言えますか?;予防接種の意義と有効性―なぜワクチンを打つのですか?;予防接種・ワクチンの種類―定期生は7、定期不活化は13、任意生は3、任意不活化は6;ワクチンと免疫システム―どうやってワクチンは効くのですか?疫を免じる!;ワクチン接種と誤接種―押さえておきたい投与部位・ルート、同時接種、接種間隔 ほか)
各論(インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン
肺炎球菌(PCV13)ワクチン
B型肝炎(HBV)ワクチン
ロタウイルスワクチン
4種混合(DPT‐IPV)ワクチン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
69
寝ころんで読みました笑。医療者のためのワクチン入門書ですが一般の方で専門知識が無くても充分わかりやすく書かれています。小さなお子さんのいる方はよくわかると思いますが体調を崩したりして予防接種を予定通り打つことはなかなか大変です。定期接種は無料で20個。任意の接種は有料で9個。20~30ものワクチンを打っているとは知りませんでした。治療薬のない死亡率の高い病気からワクチンにより守られていることがよくわかりました。2021/09/26
かさお
26
図書館本、良書。わかりやすくて優しい目線。ちゃんとした学術書なのに、【ねころんで】シリーズは4読みやすくて好き。ワクチン接種に躊躇する事をワクチン推進者は責めてはいけないとの記述にホッとする。躊躇は生きる本能のようなもの、そして新解さんが登場🎉筆者は新解さんが大好きなんだって。親近感倍増(笑)【躊躇】そうする事に気後れがしたり、決心がつかなかったりして、ぐずぐずする事。そう、ただグスグスしてるだけで、NOじゃないんです。ワクチンは義務ではない。説得しない。「ごゆっくり」で如何でしょう→
美東
21
「推進派」の人にも「懐疑派」の人にもおすすめの一冊です。 ”やさしく学ぶ予防接種のすべて”という謳い文句ですが、サブタイトルに”知ってるつもりがくつがえる 医療者のための”とあるように、一般のかたには、もしかしたら、ちょっと難しいかもしれません。2021/08/22
Iwata Kentaro
11
献本御礼。せっかくいただいてもなかなか読めずに申し訳ありません。ワクチンの本はフェイクなものが圧倒的に多いので、こうしたちゃんとした内容のものがどんどん出るのはいいことです。お母さんにもぜひ読んでほしい。2021/07/08
TITO
10
ワクチンについて医学的、制度、接種スケジュール、各論など、様々な内容が含まれていました。副題にあるやさしく学ぶは易しく、優しくの両方だと思いました。とても、優しい小児科医の先生が書かれた本だと思います。2021/12/01
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