出版社内容情報
分娩期に必要な助産師の「技」とは、会陰保護のみを指すのではない。分娩遷延、難産、性器出血が止まらない、褥婦が意識を失った、そのとき直ちに打つべき手を17の症例とキーポイントで解説する。総論では「妊産婦の力を引き出す支援」「ローリスク分娩に潜む6つの落とし穴」「分娩期特有のフィジカルサイン」を紹介する。
竹田 省[タケダサトル]
順天堂大学医学部産婦人科学講座主任教授
福井 トシ子[フクイトシコ]
公益社団法人日本看護協会常任理事
目次
総論(「いいお産」とはどういうことか;分娩期のフィジカルアセスメント)
各論(陣痛促進中の胎児心拍異常;切迫早産入院後の急速遂娩;前期破水 ほか)
キーポイント(クリステレル胎児圧出法:産科医療補償制度・再発防止に関する報告書に学ぶ;吸引分娩:産科医療補償制度・再発防止に関する報告書に学ぶ;会陰切開の適応と判断/会陰縫合 ほか)