出版社内容情報
てんかんの奥深さ、問診~鑑別診断、治療まで、日本の大学病院で初めて「てんかん科」を興した著者が、わかりやすくまとめた待望のエッセイ。難しいことをやさしく、知っているようで知らない診療のツボが満載の1冊。
【著者紹介】
東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野教授
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ま
12
自分は腕立てしながら読みました。start low and go slow.2021/09/25
次郎作
7
小児科と切っても切りはなせない、てんかん診療。 てんかんは気管支喘息やアトピー性皮膚炎と同じくcommon diseaseだがコントロール次第で人生を変えうる小児科医の腕の見せ所となる疾患だ。 発作の頻度が減ってもゼロでないと意味がない、副作用や将来の不安までゼロにするのがてんかん診療だというところはとても納得した。 薬剤の使い方からてんかんに対する立ち向かい方も含めとても勉強になった。 本当に基本的な本質的な部分を説明している参考書であった。おすすめです。2018/11/23
ねころじ
2
てんかん発作の方を救急で診療することがあるので知識整理のために読み始めた。薬や発作名がいちいちわかりにくいので改めて確認できてよかった。薬の処方、増量の仕方について載っているのも、症例が書かれているのも分かりやすくて良かった。難しいと敬遠していたてんかんだけど、著者ですら難しいと言っていて安心した。わかりやすくて、すごく面白かった2022/03/29
ソーシャ
2
てんかん診療の入門書。タイトルの通り診療に特化していて、検査や治療、紹介の際に重要な考え方や患者さんとの接し方についてやわらかい語り口で説明している本です。『患者には先に読まれたくない』とあるだけあってわかりやすく書かれていて、てんかん診療に興味がある医学生でも楽しく読むことができます。あくまで考え方についての本で、てんかんの分類など基本的な知識については別のテキストが必要なのに注意が必要ですが、そのあたりが多少あやふやでも読めてしまう本でもあります。2016/05/06
ふーちゃん
0
学生でもさらっと読めました。てんかん診療の基本的な考え方が学べます。2017/11/17