出版社内容情報
昼夜逆転生活、「財布を盗られた!」、暴力をふるう、異物を口にする、などなど、“困った”症状を伴う認知症の人の介護は負担が大きく、煮詰まりがちなもの。大事な人だから! と一生懸命にやりすぎて追いつめられたり、不仲だった親の介護に「なんで自分が!?」とやり切れなくなったり…。
本書は、これまでに1000人超の認知症の人・ご家族と関わり、ケアに定評のある著者が、“困った”症状をムリなくしのぎ、認知症の人との関わりがラクになる「生きた知恵」をあますところなく紹介。介護は初めてという人、いま、まさに悩みを抱えて行き詰まっている人、いまは心配ないけれど、先々の親の介護のことが気になる、という人にもおすすめの1冊!
【著者紹介】
NPO法人グレースケア機構代表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅき
28
病院の本棚でみつけた1冊。長年介護にかかわり、たくさんの家族に接した人ならではの介護する側介護される側 お互いがしんどくならないよう、読んでちょっと楽になれるかもな1冊です 2015/06/17
harupon
18
近い将来、義母を在宅介護することになるだろうから、読んでみた。今は通いのお手伝い程度。まだまだ初期の認知症。ほんの入り口なのね。2022/08/05
harupon
14
再読。最初に読んだのは2022年8月。通い介護のその9か月後に義母を我が家にお連れした。この本を読んでシュミレーションしてて良かった。同居後3か月の認知症義母の荒れようが凄かった。心折れそうになった時も、ゆる介護で乗り切れたヽ(^o^)丿図書館で見つけた本、既に読了済みを再読。復習ですね。まだまだ、認知症介護同居8か月経過、先は長い。ゆる介護でがんばろう。2024/01/29
OHモリ
2
○「在宅介護の”イライラ”を”ほっこり”に変える●とうたったこの道25年の脱力ヘルパーが書いた本。 ●学会で購入して1年近くになりますが、読みやすい本なのに読みだしてはやめ、再読しだしてはやめ、拾い読みしてはまた放置・・・結局は、今日の通所サービス利用者さんのご家族交流会での講師依頼を受けて初めて通して読了です。 ○親身になって聞き流す・・・相手もどうせこちらのことなんか聞いてないんですから●などというなるほどなワザが満載ですが、下手するとまじめに介護をしているご家族からは不謹慎と言われそう?そういうご家2016/02/13
nekopon
0
介護をがんばりすぎていたり、認知症を過度に恐れていたりする人たちへ向けた本。介護はゆるくてテキトーでいい、3割くらいうまくいけばいい、といったメッセージが心を軽くしてくれる。どこへ相談したらいいか、どんな施設や介護サービスがあるかといった実践的なことも書いてあった。初めての介護に戸惑う人におすすめ。2016/03/21