出版社内容情報
《内容》 尿路・消化器系のストーマケアを行うスタッフ向けに、よりよいストーマ装具の選び方を解説。皮膚保護作用、安全性、ケア方法の簡便さなどを満たしつつ、患者に合った装具を選択するためのアセスメントなどを、豊富な事例を交えて紹介。Q&Aを読み進めるうち装具選択のポイントがみるみる身に付く!
《目次》
第1章 単品系?二品系?
はじめに
ストーマ装具の基礎知識
(1) ストーマ用品とは (2) 単品系装具の特徴 (3) 二品系装具の特徴
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例1 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)症例1に対して社会復帰指導を開始するにあたり、どのような社会復帰用装具を
選択しますか?
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) アセスメントのポイント (2) ストーマ装具選択の結果
ストーマ装具選択のポイント
(1) 単品系装具の特徴をいかしたストーマ装具選択例
(2) 二品系装具の特徴をいかしたストーマ装具選択例
おわりに
第2章 どの皮膚保護材を選ぶ?
はじめに
ストーマ装具の基礎知識
(1) 皮膚保護材の作用 (2) 皮膚保護材の成分による種類と特徴
(3) 皮膚保護材の物理的種類と特徴
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例2 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)ストーマ造設術直後のストーマ装具として、症例2に対してどのようなものを選
択しますか?
(A)皮膚保護材選択の実際
(1) アセスメントのポイント (2) ストーマ装具選択の結果
ストーマ装具選択のポイント
(1) 尿路ストーマ術直後のストーマ装具選択のポイント
(2) 尿路ストーマの社会復帰装具選択のポイント
第3章 ストーマ袋の違いは?
はじめに
ストーマ袋の種類と特徴
(1) ストーマの種類 (2) 大きさ(容量、長さ、形状) (3) 色
(4) 材質(防臭性、防音性) (5) 排泄口の形状 (6) その他
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例3 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)オストメイトの希望に沿った排泄処理ができるように、症例3に対してどのスト
ーマ袋を選択して、どのように指導しますか?
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) アセスメントのポイント (2) ストーマ装具選択の結果
ストーマ装具選択のポイント
第4章 アクセサリーって何?
はじめに
ストーマ装具の基礎知識
(1) 粘着?離剤 (2) 洗剤 (3) 皮膚被膜剤 (4) 脱臭・消臭剤
(5) 腹帯、カバー類 (6) はさみ、カッター
(7) 凝固材(吸水材) (8) その他
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例4 (2) 使用予定のストーマ装具の特徴
(Q)症例4のストーマ装具にどのようなアクセサリーを選択しますか? 退院後の生
活まで考えて、選択可能なアクセサリーをできるだけ考えてください。
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) アセスメントのポイント (2) アクセサリー選択の結果 (3) アクセサリー選択の基準
第5章 漏れないように工夫は?
はじめに
ストーマケアの基礎知識
(1) ストーマ装具からの漏れの原因 (2) 面板の安定に必要な条件
(3) ストーマ装具の装着を安定させるストーマ用品
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例5E (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)ストーマ装具から尿が漏れないようにするためには、症例5のストーマ装具をど
のように変更しますか?
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) アセスメントのポイント (2) ストーマ装具選択の結果
漏れないようにするためのストーマ装具選択基準
第6章 皮膚障害が起きたときの対応は?-予防ケア
はじめに
ストーマケアの基礎知識
(1) ストーマ周囲皮膚障害の原因 (2) 皮膚障害の予防ケア (3) 皮膚障害の分類
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例6 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)症例6の皮膚障害の原因は何だと考えますか? またどのようなケアの変更を提
案しますか?
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) アセスメントのポイント (2) ストーマ装具選択の結果
ストーマ装具選択のポイント
おわりに
第7章 皮膚障害が起きたときの対応は?―実際の対処方法
はじめに
ストーマケアの基礎知識
(1) ストーマ周囲皮膚の観察方法 (2) 観察手順
(3) 皮膚状態の記録方法 (4) 皮膚障害への対処方法
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例7 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)症例7に起こっている皮膚障害の原因をアセスメントしてください。どのような
ケアの変更を提案しますか?
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) 皮膚障害の原因のアセスメントポイント (2) ケア方法の変更
(3) ストーマ装具選択の結果
おわりに
第8章 合併症が起きたときのストーマ装具はどう選ぶ?
はじめに
ストーマケアの基礎知識
(1) 合併症のおもな原因とケア (2) 合併症のケアポイント
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例8 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)症例8に対してどのようなストーマ装具を選択しますか?
(A)ストーマ装具選択の実際
(1)アセスメントのポイント (2) ストーマ装具選択の結果
おわりに
第9章 ストーマ装具選択はいつ考える?
はじめに
ストーマケアの基礎知識
(1) 術前のストーマ装具選択 (2) 術直後のストーマ装具選択
(3) 社会復帰指導時のストーマ装具選択 (4) 退院後のストーマ装具選択
(5) 問題発生時のストーマ装具選択 (6) 新製品発表時のストーマ装具選択
(7) ストーマ装具選択時の説明のポイント
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例9 (2) 手元にあるストーマ装具の特徴
(Q)症例9の術直後にはどのようなストーマ袋を準備し、社会復帰時にはどのような
点に注意してストーマ装具を選択する予定ですか? 術直後用装具を選んでくだ
さい。また、社会復帰装具のアセスメントを行ってください。
(A)ストーマ装具選択の実際
(1) 術直後のストーマ装具選択のアセスメント (2) 術直後のストーマ装具選択の結果
(3) 社会復帰装具のアセスメントとストーマ装具の選択
おわりに
第10章 ストーマ装具の評価
はじめに
ストーマ装具選択の基礎知識
(1) ストーマ用品を評価するポイント (2) 評価のための記録
(3) 評価のための情報収集 (4) これからのストーマ装具をよくしていくために
ストーマ装具の製品としての見方
(1) 外箱から得る情報とその活用方法 (2) 外箱に入っているもの
あなたならどうする?
(1) 事例紹介:症例10
(Q)症例10において、ストーマ装具・ケアの評価のためにどのような情報を収集する
必要がありますか。また、情報を得るための方法も考えてください。
(A)ストーマ装具・ケアの評価の実際
(1) 「粘着力が弱い」という表現はどのような現象のことを指すのか?
(2) いつから「粘着力が弱い」と感じていたか?
(3) どのようにストーマ装具を交換していたか?
(4) 皮膚状況や腹壁の状態はどうか?
(5) どのようにして排泄物を処理していたか?
指導方法のポイント
(1) 問題点を明らかにし、オストメイトと共有する
(2) 実施可能な解決策を指導する
(3) 問題が解決するまで、それ以降も長期的にフォローアップする
おわりに
索引
執筆者略歴
[ストーマ装具選択のDO NOT]
●頻回(1日1回以上)にストーマ袋を除去する必要があるときは、単品系装具を選択
してはいけない!
●排泄物が漏れるからといって、むやみに粘着力の強いものへの変更はダメ!
●ストーマ袋の取り扱いで、「もったいないから」「汚れると不潔だから」とストーマ
袋を洗うように指導してはいけない!
●びらんや潰瘍などの皮膚障害がすでにある皮膚には、皮膚被膜剤や粘着?離剤は使用
しない!
●漏れるからといって、むやみに凸型嵌め込み具や切片、ベルトで腹壁を圧迫しすぎて
はいけない!
●皮膚障害を起こしたからといって、すべてストーマ装具の変更が必要だとは限らない!
●皮膚障害が起きた→「どの外用薬を塗ればいいですか?」の発想はやめる!
●術後、ストーマ袋の上からの観察だけで1週間も放置しないこと!
●ルーチンワークをやめて、オストメイト個々に合ったストーマ装具選択を検討する!
●ストーマ装具の評価をオストメイトに押しつけてはいけない!
[ストーマ装具雑感]
●「ストーマ1箱ください!?」
●日本人向けストーマ装具?
●家の改築をしました!
●消毒しています!
●そのメーカーは取り扱っていません!?
●年季が入ってきたんです!?
●ストーマのまわりがかぶれています!?
●高齢者はセルフケア不能か?
●ストーマ用品の「賞味期限」?
●ストーマ装具のコーディネート!
目次
第1章 単品系?二品系?
第2章 どの皮膚保護材を選ぶ?
第3章 ストーマ袋の違いは?
第4章 アクセサリーって何?
第5章 漏れないようにする工夫は?
第6章 皮膚障害が起きたときの対応は?―予防ケア
第7章 皮膚障害が起きたときの対応は?―対処方法
第8章 合併症が起きたときのストーマ装具は?
第9章 ストーマ装具選択はいつ考える?
第10章 ストーマ装具の評価
著者等紹介
山本由利子[ヤマモトユリコ]
1985年3月高松赤十字看護専門学校卒業。1985年高松赤十字病院泌尿器科病棟勤務。1988年3月香川県看護専門学校公衆衛生看護助産学科卒業。1988年4月(財)癌研究会附属病院勤務。1990年12月聖路加国際病院ETスクール修了。1999年3月(財)癌研究会附属病院退職。1999年5月日本看護協会WOC看護認定看護師取得。1999年6月高松赤十字病院医療社会事業部勤務。現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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