内容説明
本書にはHBV、HCV、HIVが混入している血液や体液に職業上曝露した医療従事者への対応のための最新情報がコンパクトにまとめられている。その内容は極めて科学的かつエビデンスに基づいたものであり、必要な対策は徹底的に行い、科学的根拠のない対策や過剰な対策は行ってはならないと勧告している。病院感染担当者の今後の感染対策に必ず役立つ。
目次
背景(HBVの職業上伝播;HCVの職業上伝播;HIVの職業上伝播)
HBV、HCV、HIVに曝露した可能性のある医療従事者への対応のための勧告(HBVワクチン;曝露部位の治療;曝露報告;曝露および曝露源の人の評価;HBV暴露の対処;HCV暴露の対処;HIV暴露の対処;HIV暴露後予防の薬剤選択のための勧告;)
文献
付録
著者等紹介
矢野邦夫[ヤノクニオ]
1981年3月名古屋大学医学部卒業。4月名古屋掖済会病院内科。1987年7月名古屋第二赤十字病院血液内科。1988年7月名古屋大学第一内科。1989年12月米国フレッドハッチンソン癌研究所(リサーチフェロー、クリニカルフェロー)。1993年4月県西部浜松医療センター血液科。1996年7月米国ワシントン州立大学感染症科エイズ臨床短期留学、米国エイズトレーニングセンター臨床研修修了。1997年4月県西部浜松医療センター感染症科科長(現職)。7月同衛生管理室室長(現職)。医学博士/浜松医科大学非常勤講師、臨床助教授/日本臨床血液学会評議員/日本血液学会指導医、認定医/日本内科学会指導医、認定医/日本輸血学会認定医/日本エイズ学会会員/日本造血細胞移植学会会員/日本感染症学会会員/日本環境感染学会会員
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