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内容説明
本書は、はじめて大腸X線撮影をしようとする技師でも興味をもって検査が実践できるように詳しく図示され記述されている格調高いテキストである。大腸X線検査の撮影手技は、決して難しいものではないことを強調している。容易な撮影手技であるためには、造影剤注入時の左側面像、空気送入時の腹臥位充盈に近い像での直腸、S状結腸の走行形態を解析する必要がある点に着目している。容易であることを示すために直腸、S状結腸の走行形態を3群に分類し、A群(γ型)、B群(β型)、C群(ω型)と難易度を表現し、難易度の高いC群(ω型)に関してはデータ的に少数例であり、大部分は難易度の低い、いわゆる容易な手技で施行できるとしている。容易に撮影手技を理解し施行できるよう、詳細な分析をシェーマ、ポイント、コラムにして明瞭に解説している。
目次
第1章 大腸X線撮影法(前処置;造影剤 ほか)
第2章 各区分ならびに各群(A~G群)における造影剤の移動方法(下部大腸(直腸、S状結腸)への造影剤の付着および移動方法
中部大腸(脾弯曲部)への造影剤の付着および移動方法 ほか)
第3章 大腸X線撮影の実際(各部大腸における注意点とその対処方法;現状における問題点とその打開策 ほか)
付章 文献にみる大腸・肛門部に関する基本的事項と病変(大腸・肛門管の正常組織構造;注腸二重造影法の基本的事項 ほか)
著者等紹介
中村信美[ナカムラノブミ]
阪本胃腸・外科クリニック/胃・大腸撮影技術研究会(銀杏会)
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- 大江戸監察医 講談社文庫