- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
東校舎一年の樋場香菜です。今回は短編集ということで、夏休み中のお話を中心に全六話収録となっています。花音お嬢様が本宅にお帰りになられた時のご様子を描いた一編では、日頃あまり見られないお嬢様の本当のお顔を垣間見ることが出来ます。学校にいる時とは全然違うお嬢様の知られざる魅力をたっぷり味わってください。わ、私も少しだけ登場してますけど、あくまで私はお嬢様のおまけなので、見なかった事にしておいてください…うぅ…。後は、法行さんのご両親のお墓参りのお話と、生徒会の皆さんのお話が二本、剣道部の夏合宿、そして番外編でバレンタインのお話が収録されています。
著者等紹介
佐藤ケイ[サトウケイ]
11月11日生まれ。第7回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
7
短編集。今回のようにすっきりとした話だと楽に読めるので個人的にはこういうスタイルの方が嬉しいんだけど。ただ、短編集そのものでも話が繋がっているのですっきり読みたい人には微妙かも。どっちかというと普段とは違うヒロイン勢が見れるところがポイントかな。巻末にはキャラ紹介もあるけど、こうしてみるとやっぱりちょっとだけしか登場してないキャラとか印象うっすいなーと。個人的には東とあやが好み。2016/05/10
Humbaba
5
離れていた相手だからこそ、変わっていたとしてもその理由まではわからない。相手から何も話してくれない以上は大きな問題は発生していないと考えるのが自然である。最初から知っていたとしても何もできなかっただろうが、それでも知らせてもらえなかったというのは悲しいことである。2016/06/19
giant★killing
3
今巻は短編集ということで普段あまり登場出来なかったキャラにも焦点が当てられて良かったです(キャラ多いですし…)。花音がめっちゃお嬢様してるとか、東と南がゆ○ゆりしてるとか、あやがブラコンだとか、明るい楽しいお話が中心でしたが、やはりこの中で1番印象に残ったのは「墓参り」ですね。P139「俺はまだ当分はこっちで暮らすつもりだよ」このかずちとの会話の噛み合わなさが切ない…。かずちは法行の両親のことを知らなかったんだね^^;。佐藤ケイのシリアスが好きな自分としてはほっこりしたお話でした^ ^。次巻も読まなきゃ。2014/12/04
Humbaba
3
気を使うやり方というのは,一つではない.上手に気を使っている人程,気を使っているということを気づかせない.そのような方法ではみんながわかってくれるわけではないが,それでもわかってくれる人はいる.2012/01/27
Makkusu
2
シリーズ初の短編集・番外編で、全六話を収録されてる。花音が本宅帰宅すると姿が変化する一編とか、生徒会役員たちが盂蘭盆会に参加しちゃってついでに南や東の古い関係を観入させたりとか、かずちや法行の墓参りとか、剣道部の夏合宿とか、色々な話でキャラクター達の知られざる面に近付けさせる巻。安定していつもの佐藤さんっぷりを愛読しました。最後に付けられた全員キャラクター紹介が面白くて便利だな。もっと知りたいですし。2017/04/12