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内容説明
平凡な高校生・唐崎省吾との共同生活を始めた、虹色の瞳を持つ少女・入州帚。人並みの幸せをかみしめる帚の前に現れたのは、神話世界の住人“ミス・ミステイク”だった。彼女の撒く“失敗の羽根”は人々に取り憑き、やがてその羽根が発動するとき、人はありとあらゆる行為に“失敗”し、破滅を迎えてしまう―。“ミス・ミステイク”に闘いを挑む帚だったが、その胸には既に“失敗の種”が植え付けられていた。省吾の身を案じる帚は、省吾を突き放し、一人で闘う決意を固めるが…。大好評シリーズ2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
4
1巻では、登場人物の心理描写に重点が置かれていましたが、2巻ではそれより若干イベント寄りの描写になっていて、ちょっと残念。けれどかっちりとまとまった構成と、ブレない「失敗」というテーマに対する視線は、さすがの七月さんといったところでしょうか。まだまだ続きそうな余韻を孕みつつ、きっともうこの先が出ることはないのでしょうが、七月さんが物語の終わりにどんなシーンを思い描いていたのか、とても興味があります。1巻に引き続き、多くの人に読んで欲しい、隠れた名作です。2014/01/08
三毛招き
1
面白いんだけど、続きでないのかねえ……2011/09/29
3333
0
★★★★☆ いい意味で裏切られた!戦闘がある作品なので敵をどう倒すか探りながら読んでいるのに、よめない方法で倒してしまったのにびっくりした。それから、妙に正義の味方が強くなったりすることなく、リアルな戦闘っぽい緊張感、独特の書き換え行為に毎回胸が踊る。人間っぽい暗い部分が明るくなっていく過程の描写が素敵で分かりやすくて、すっとなる。二巻も読んでよかった。2011/05/19
永山祐介
0
おおお、なんか凄い面白い。敵の設定が綺麗に決まっていて好み。あの設定で名前がそれだって凄くはまってる気がします。ビジュアルとしても綺麗なイメージでした。2006/04/11