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内容説明
平凡な高校生・唐崎省吾は、有翼の怪物『ハーピー』が、人々を“喰らう”現場に遭遇する。絶体絶命の省吾を救ったのは、『正義の味方』を自称する謎の美少女―入州帚だった。消えた人々は殺されたのではなく『情報』を喰われたのだと帚に教えられた省吾は、消されてしまった友人の『存在情報』を取り戻すため、囮として帚と行動を共にする。闘いの日々にも失われない帚の笑顔―しかし省吾は、そこに隠された悲しい秘密を知ってしまう…。“情報を喰らう怪物”ハーピーと、情報の『ささやき』を見ることの出来る少女の闘いに巻き込まれた少年の運命は。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
作楽
9
読メで人気がある作家さんだったようなので、初読。ハーピィの大きさがあんまり分からなかったかな??人サイズなのかな?・・・えと、主人公のよい所をもっと知りたかったな!2014/12/11
KUWAGATA
5
やはり七月さんの作品は素晴らしい。ちょっと特殊な世界のこんな物語でも、登場する人物の心の綾が、驚くほど軽やかに、すとんと胸に落ちてくる。だいぶ古い作品ですが、ユーモアのノリなど、今現在のラノベの萌芽のようなものも既にあって、意外なほどに古さを感じませんでした。ストーリーにも破綻はなく、納得のいく形で幕が引き、ちょっと切ない余韻が秀逸でした。隠れた名作。古い作品だと敬遠せず、できれば多くの人に読んでもらいたい。2014/01/07
ナス隊長
3
イラストの色使いとデザインから『イリヤの空 UFOの夏』を少し思い出す印象。電撃では正統派な学園アクション系のボーイミーツガールで一冊読みきり。主人公の少年は、化け物に喰われそうなところを正義の味方のような圧倒的な強さの美少女に助けられ二人は偶然も手伝って親密になっていくという……まあ、冷静になればありふれた話です。しかし、なぜか抵抗があまりなく、後半の展開は面白みがあり、楽しめました。また、この作品の強みは女性キャラクターの描き方。イラストも良いですが、キャラクター萌えを発生させる独特の文章があります。2013/07/06
三毛招き
2
ハーピィがかわいいとは読み始めたときには思わなかった。2010/09/18
アチョ
1
最後ちょっと切なさが残ったけど読んで良かった
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