電撃文庫<br> しにがみのバラッド。〈6〉

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電撃文庫
しにがみのバラッド。〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784840230421
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう―。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。―見付けておくれ。―この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

18
今回も今までとは違ったテイストの話。今まではどの話も切ないけどあたたかくて綺麗な話でしたが6巻は暗く後味悪めの話ばかりで読んでいてコレジャナイ感がしました。正直この作品にそういった暗さを求めてないしそう来るとは思ってなかったので読むのがしんどかった。また話一つ一つが薄っぺらく、携帯小説みたいな安い話にしか感じられなかった。シリアス要素のある話とこの文体は合ってないです。2014/12/16

彩灯尋

10
読み終わっても救われないような、暗いお話がやけに多め。なんだかしんみりしちゃった。モモともいつか離れるときが来るのかな。切ない。悲しい。2022/05/19

ソラ

8
*―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう―。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。―見付けておくれ。―この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。2006/08/14

ソラ

7
*―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう―。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。―見付けておくれ。―この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。2010/10/21

くろり - しろくろりちよ

7
この巻から表紙絵のモモの透明感が増したような…?愛して殺した彼と、殺されて待つことにした「はじっこの少女。」/いない幼馴染ありえない待ち人の遊園地「きみが歩く塀のうえ。」/殺して欲しいと言い自分で笑って死んだ彼女と、生きたいと言い殺された彼「彼女の風景。」/モモとアンの関係が少し明かされる「言の花。」闇のアンが光で、白いモモが影。対になった魂。生前、ふたりは強く強く繋がってたのかな。もう居ない人達のちょっと不思議な物語。この巻好きです。2012/03/16

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