電撃文庫 我が家のお稲荷さま。〈４〉

柴村 仁【著】

アスキー・メディアワークス（2005/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 264p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840230261
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

クロネコ便でやってきた包帯ぐるぐるの少女“シロちゃん”が高上家からいなくなって数日が経った。放課後。透が教室に残っていると、真っ白な衣をまとった女性が突然現れた。そのヒトは、鬼の許に戻ったはずのシロちゃんだった…んだけど、どうもシロちゃんっぽくもなかった。なぜなら、ぐるぐる包帯巻きだったその服はスケスケのヒラヒラになっていて、閉じていた瞳は真紅に輝いていて、隙間から見える肌には奇妙な紋様があって…。戻ってきたシロちゃんは、まるで白い蝶々みたいだった。新感覚ストーリー第４弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[合縁奇縁]

シロちゃんと鬼の話しの完結編。いつもはほのぼの展開なのに、今回はちょっと切なくて、少しだけ悲しい話でした。大きくなったシロちゃんが元へやってくる。ずっとシロちゃんが高上家にいて欲しいと思ったけど、ダメなんだね。自分に従わない者は徹底的に排除しようとする神様が酷く見えた。無慈悲な月読とか。シロちゃんの結末が切なかった。

2019/07/11

[まりも]

大きくなったシロちゃんが透の下へやってくる…な話。今回はちょっと切ない結末でしたね。出来る事ならシロちゃんには高上家にずっといて欲しかったけど、出会いがあれば別れもあるので仕方が無いのかな。透、昇たちが今回の件を経験した事でまた一つ大きくなったし、今後の彼らに期待したい所。まだ幾つか回収されていない伏線がありますが、それらがどうなっていくのかも楽しみですね。そろそろ今までとは違った展開とかもしてほしいな。何にせよ次巻も期待。

2015/06/23

[はつばあば]

神様って一体何者なのでしょう。自分に従わない者は徹底的に排除しようとする。キリスト教しかりイスラム教しかり。仏教徒・・・はどうだっただろう。いやいや神様が悪いのじゃなく、人が驕り高ぶった結果、神様を自分の思うように操っているのでしょう。透君、ほんとにしっかりしてきたし、目が離せなくなりました。

2015/01/22

[瀧ながれ]

「シロちゃんがおっきくなっちゃった」編。一途に透くんを慕うシロちゃんが、ホントにかわいいです。ので、ほかの方法があったらよかったよね。もう一人家族が増えたって、高上家は気にしないのにさ。透くんもがんばったけど、長子贔屓としては、ラストの昇くんのお兄ちゃんぶりに胸があつくなるのでした♪

2013/12/30

[ソラ]

内容（「BOOK」データベースより） クロネコ便でやってきた包帯ぐるぐるの少女“シロちゃん”が高上家からいなくなって数日が経った。放課後。透が教室に残っていると、真っ白な衣をまとった女性が突然現れた。そのヒトは、鬼の許に戻ったはずのシロちゃんだった…んだけど、どうもシロちゃんっぽくもなかった。なぜなら、ぐるぐる包帯巻きだったその服はスケスケのヒラヒラになっていて、閉じていた瞳は真紅に輝いていて、隙間から見える肌には奇妙な紋様があって…。戻ってきたシロちゃんは、まるで白い蝶々みたいだった。新感覚ストーリー

2007/09/25