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内容説明
ヒトクイ―人に似、人に紛れ、人を喰らう生物の総称。柴崎倖一はそんなヒトクイの一人である。ある晩、ヒトクイが人間を捕食するところを偶然見てしまった倖一と人間の少女、瞳。二人は口封じのためかヒトクイたちに執拗に狙われる。二人を護衛する「組織」のエージェント双葉は、この一件が単なる目撃者の口封じでないと睨む。それに気付いた倖一は真実を知ろうと決意するのだが…。人間の捕食事件、まったく接点のない倖一と瞳。このミッシングリンクが繋がる時、思いもかけぬ真実が明らかとなる!息つかせぬフルアクションで贈るダーク・ミステリーが登場。
著者等紹介
御堂彰彦[オドウアキヒコ]
『王道楽土』で第7回電撃ゲーム小説大賞「選考委員奨励賞」を受賞。『ヒトクイ』がデビュー作
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
19
人を食す『ヒトクイ』なる存在が普通の人々に紛れて暗躍するー、そんな世界観のお話でした。説明には『ダークミステリー』とありましたが、伝奇的な要素の方が多かった気がしました。『ヒトクイ』側の主人公の苦悩なんかも描かれていたところがよかったと思いました。2013/10/17
ソラ
7
ヒトクイ―人に似、人に紛れ、人を喰らう生物の総称。柴崎倖一はそんなヒトクイの一人である。ある晩、ヒトクイが人間を捕食するところを偶然見てしまった倖一と人間の少女、瞳。二人は口封じのためかヒトクイたちに執拗に狙われる。二人を護衛する「組織」のエージェント双葉は、この一件が単なる目撃者の口封じでないと睨む。それに気付いた倖一は真実を知ろうと決意するのだが…。人間の捕食事件、まったく接点のない倖一と瞳。このミッシングリンクが繋がる時、思いもかけぬ真実が明らかとなる!2007/11/14
Humbaba
6
人を食べる種族だが,共存するために人を食べた同族を狩りだす.人を食べた同族には,それをほんとうに厳しい記憶としてもち続けさせるように矯正をする.それは,ヒトクイたちが人間のために作ったルールでもある.2010/08/23
ソラ
4
ヒトクイ―人に似、人に紛れ、人を喰らう生物の総称。柴崎倖一はそんなヒトクイの一人である。ある晩、ヒトクイが人間を捕食するところを偶然見てしまった倖一と人間の少女、瞳。二人は口封じのためかヒトクイたちに執拗に狙われる。二人を護衛する「組織」のエージェント双葉は、この一件が単なる目撃者の口封じでないと睨む。それに気付いた倖一は真実を知ろうと決意するのだが…。人間の捕食事件、まったく接点のない倖一と瞳。このミッシングリンクが繋がる時、思いもかけぬ真実が明らかとなる!2010/07/01
たろ
3
読み応えもありますし良い内容です(*^_^*) 人食いの種族と人間の戦いなんですが、単純な話では終わりません。 それぞれの立場や、その間に立つ者。いろんな内容を詰め込んで、きっちりとまとめてあります。 ラストも良いです(*^_^*) ぜひお薦めです。2012/11/29