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内容説明
永久の花よ、来たれ―。「―?」名前を呼ばれた気がして、白い少女は振り返りました。しかし、そこに求める姿はありませんでした。そこにはただ空があり、何処からか風に飛ばされてやってきた淡い白い花びらが一枚、目の前を通り過ぎるだけでした。少女は大きな瞳でその花びらの行方を追います。風に舞って、ゆらりゆらり宙をたゆたう。風に乗って、ふわりふわり遠くまで。名前を呼ばれた気がしたのです。少女を、よく知る声が―。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
著者等紹介
ハセガワケイスケ[ハセガワケイスケ]
12月26日福井県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
17
今回はいつもと違いファンタジー色の出た不思議な話。どの話もいつも通りな感じですがファンタジーが入るだけでなんか新鮮に感じますね。特に「スイカと星の種子」が良かった。ただ「しにがみのうた」はいつも通りのふわふわした感じで進むせいで今一引き込まれなかった。もう少しページ数を使ってキャラ一人一人の掘り下げをした方が良かった気がします。物語自体は進展してないようなもんだけど今後どうなるんだろうか。2014/12/16
KUWAGATA
7
異能持ちの殺し屋トリオの話など、ちょっと4巻までは経路が変わってきた印象。多少、話のネタに苦しくなってきたのかな~。2016/11/25
雨巫女
7
『スイカと星の種子』が一番好き。アポロ(猫)が欲しい。2010/08/21
くろり - しろくろりちよ
6
最後の藤島富花という女の子。どこかで繋がる…?モモとアンなのかな…。桜の魔法と自然の声「あのときそのとき、でっきぷらし。」/居なくなった母親と人の言葉が解る猫「スイカと星の種子。」/人殺し「しにがみのうた~。しあわせの国のアリス。」/モモの存在に近づく灰色の世界「花の環。」収録。モモの特異な存在は。灰色の世界は。知りたいと思うのはモモに惹かれてるからかな…?2012/03/16
彩灯尋
5
「あのときそのとき、でっきぶらし」が1番好きだったな。いつも人とあまり話さないぶっきらぼうクールが自分にだけ笑ってくれるとか秘密を明かしてくれるみたいなのに弱い。そんなの絶対好きになっちゃうもんな、わかる。魔法を使える男の子と、写真を撮るのが好きな女の子の優しくてあったかい気持ちになれるお話。良かった。2022/05/01
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