出版社内容情報
ウルトラマンは実は一度も「シュワッチ」と叫んでいなかった!! では、なぜこれほどまでに「シュワッチ」が深く浸透しているのか。今や二代にわたって支持されるウルトラマンの真実を、ウルトラマンに生きた男、河崎実が解き明かす!!
内容説明
実は一度も「シュワッチ」と叫んでいなかった!!では、なぜこれほどまでに「シュワッチ」が深く浸透しているのか。今や二世代にわたって支持されるウルトラマンの真実を、ウルトラマンに生きた男、河崎実が解き明かす。
目次
第1章 ウルトラマンは「シュワッチ」とは言っていない!
第2章 ウルトラマンは六人いた!?
第3章 中曽根雅夫とはどんな人だったのか?
第4章 「シュワッチ」の影の生みの親は永井豪
第5章 もうひとつのウルトラシリーズの歴史
第6章 高度なギャグ世界としての『ウルトラマン』
第7章 ウルトラマンが地球人を救う本当の理由は何か?
第8章 ウルトラマンのかけ声には黄金率がある!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
78
『ギララの逆襲』や『大怪獣モノ』等の河崎実監督が、ウルトラマン本編では一度も言わなかった「シュワッチ」が何故に世に定着してしまったかという謎を解き明かしつつ、ウルトラマンの掛け声を担当された中曽根雅夫さんの事、独自の視点で捉えたウルトラマンとギャグについて、SH(シュ、シェ)という音の考察等、初代ウルトラマンの事をそれはそれは熱く愛を持って語っています。極めつけは巻末にある著者が整理したウルトラマン48種類の掛け声の一覧表、表を興した著者の努力と執念に恐れ入ります。とても面白かった。2019/07/06
keroppi
57
なんともマニアックなウルトラマン分析。ウルトラマンが、漫画やお笑い番組に、どのように展開し、「シュワッチ」が定着していったかが、とても興味深い。お笑いのないウルトラマンは、寂しいと言う。そして、円谷英二の優しい人間性を讃えている。皆んなで叫ぼう「シュワッチ」と。2019/07/27
momogaga
44
ウルトラマン世代でした。夢中で見ていて、叫び声や散りばめられていたギャグには関心が無かったですね。大人になって知る真実は、思い入れが深かったため新鮮な驚きでした。”真実は細部に宿る”とはこういう事かな。2018/06/24
たくのみ
11
記憶の隙間お埋めします、という本。ウルトラマンの叫び声「シュワッチ」を縦糸に、あの時代を知る人には懐かしい、パロディーマンガ、流行、派生した商品の話題が横糸として並ぶ。ウルトラ48声とまで銘打つ、全作品の声分析。そして、読みどころは「ウルトラマンは6人いた」。特に声優・中曽根雅夫氏のエピソードは熱い。何度も再利用されつつ、表舞台にたつことなく業界を去った氏を、懐かしく語る田中信夫さんも素敵だ。2013/12/28
天使の奇跡
4
著者のウルトラマンへの熱意が伝わった。 ウルトラマンのエピソード秘話、ギャグの話は改めて感心。 スプーンの変身シーンを覚えてる人が近くにいたことに感心。 自分がウルトラマン世代であることに改めて納得。 面白い作品です。2016/07/14
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