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出版社内容情報
鬼才・伏見健二が奏でる恐怖の輪舞曲(ロンド)幼い頃、幻の甲虫を求めて分け入ったザワ森の奥深くで、タカトは心臓を抉られて磔になった女の子を見た。やがて中学3年生になった彼の前に死んだはずの彼女が鈴菜と名乗って現れたのだった。邪神召還を図るモノとの恐るべき戦いが今始まった!
内容説明
「こたびこそは、想いを遂げようぞ。壮大なる夢よ、おお…我が天よ啓け。イア・イア・ハスター…」初老の男。骨と皮ばかりに痩せた顔。そして暗闇の中だというのに、両の眼を覆っている黒い眼鏡―。奇怪なる瞳に見守られながら、少女は静かに胸を上下させていた…。三国タカト、中学三年生。彼には忘れたくても忘れられない記憶があった。幼い頃、ザワ森の奥深くで見た恐ろしい光景。材木を荒々しく組み合わされて作られた十字架に、白い裸身をあらわにされた幼い少女が無慈悲に打ちつけられていたのだ。あの奇怪なる倒錯の光景は幻だったのか?俊英・伏見健二が放つ、美しくも奇怪な恐怖の物語がここに開幕する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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クトゥルー*三国タカト。彼には頭から離れない忌まわしい思い出があった…。幼い頃、森の奥深くで白い裸身を露わに幼い少女が無慈悲に括られていた倒錯の光景。しかし、黒い眼鏡の初老の男が"ハスター"の名と共に現れたとき、その悪夢の宴は絶望と共に幕を開けた!?――挿絵がやたらファンシーですが、内容はかなり"通"向けの本格クトゥルー作品(笑)。もちろん"黒い眼鏡の初老の男"とはアーカムのあの御方です。挿絵で判断が分かれそうですがクトゥルー作品として文句なしの出来栄え!クトゥルー的ロマン溢れる良書!2012/09/09
ぴんしゅりん
0
なんか設定倒れだなーと思って読んでたら終盤電波度が指数関数的に増大してついていけなくなった…2011/02/01
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