電撃文庫 九官鳥刑事―明日は我が身の九官鳥

阿智 太郎【著】

アスキー・メディアワークス（2000/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 279p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840214865
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「僕の血を吸わないで」と並び第4回電撃ゲーム小説大賞の選考会において高い評価を受けた阿智太郎の原点ともいえる幻の作品がついに文庫化！警官である主人公北見春晶が、ふとした拍子にであった保母さん、粟倉桜に恋するところから物語は始まる。トンチンカンな夢を見つつ、桜のいる保育園へと向かう春晶。しかしその道すがら春晶が遭遇したのは、猟銃を手にした指名手配中の凶悪犯、太田権蔵であった。あっけなく凶弾に倒れる春晶。「おれはこんなところで死にたくない、死ぬわけにはいかないんだ」と、春晶が次に目を覚ましたとき、何と春晶は九官鳥になっていたのだった！？

内容説明

『僕の血を吸わないで』とならび第４回電撃ゲーム小説大賞選考会で高い評価を受けた、阿智太郎の原点ともいえる幻の作品がついに文庫化！警官である主人公北見春晶が、ふとした拍子に出会った保母さん、粟倉桜に恋をすることから物語は始まる。トンチンカンな夢を見つつ、桜のいる保育園へと向かう春晶。しかしその道すがら春晶が遭遇したのは、猟銃を手にした指名手配中の凶悪犯、大田権蔵であった。あっけなく凶弾に倒れる春晶。「おれはこんなところで死にたくない、死ぬわけにはいかないんだ！」と、春晶が次に目を覚ましたとき、なんと春晶は九官鳥になっていたのだった。

著者等紹介

スズキユカ
１９７１年埼玉県生まれ。１９９９年第６回電撃ゲームイラスト大賞〈金賞〉を受賞。「電撃ｈｐ」（小社刊）で阿智太郎の短編小説のイラストも担当。今後の飛躍が期待される注目株
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ファーラス]

読んでいたことを思い出した。阿智太郎先生がデビュー前、高校生だかのときに書いた作品を出版したんだっけ。あとがきに「当時好きだった人とか友達の名前とかをそのまま人物に当てていて、こっぱずかしく申し訳なく思い、急いで全部書き直しました」というようなことが載っていたことを覚えている。たしか九官鳥と入れ替わっちゃったおまわりさんが、好きな保母さんだかを影から守り続ける話。ある意味救いがないとも、今なら思ってしまう。

2013/06/05