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内容説明
『幽』怪談実話コンテストの歴代入選作家により実施されたコンペティション。いずれ劣らぬ力作佳品の中から選び抜かれた優秀作品7篇を一挙に開封!日々の取材成果をもとに、腕によりをかけて書き下ろされた収録作の数々は、この世とあの世の妖しいボーダーランドに、読者を誘うことだろう。
目次
怪異な話四篇(宇津呂鹿太郎)
枯れ木に咲く花(貝田和)
珍紛怪談(大谷雪菜)
狭間で待つもの(若本衣織)
遠隔操作(戸神重明)
怪異蒐集録(剣先あやめ)
異界からのメッセージ(岡野皆人)
著者等紹介
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。怪談専門誌『幽』編集長。『遠野物語と怪談の時代』で第64回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
42
「幽」怪談実話コンテスト出身者の書き下ろしアンソロジー。竹書房の実話怪談とかだと誰もが大なり小なり平山夢明の影響を受け、文体にしろ構成にしろその影響を被っていない作品は無い感じだが、こちらはそのようなお約束から離れている作品が大半で新鮮な印象を受ける。惜しいのは内容が全くついて行っていない事。印象に残る話は無く、淡々と読んでいて気が付けば読み終えていた。こう見るとお約束ってのも効果的という点では大事なんじゃないかな。そう考えると実話怪談というジャンルにこれほどの影響を与えた平山夢明、改めてすごいと思う。2014/02/18
あたびー
35
朱雀門先生の脳釘怪談に言及されていた貝田和さんの作品を読みたくて。ご自分の体験をものされた貝田さんの怪談は流石に怖かった。それと、大谷雪菜さんの、訛りのキツいIさんが語る怪談が超ツボにハマって、もっと読みたい!もちろん他の方のお作も秀逸揃いでした。2024/09/12
鬼灯の金魚草
23
夜寝る前に読むんじゃなかった。なんか怖い。家鳴り?それにしてもデカくね?やだもう。って感じ。2017/04/14
NAO
17
面白かった。電話が怖い・・・2017/01/12
海星梨
5
真ん中に挟まっているあたりはあまり面白くないが、後の方はかなり怖くてよかった。2019/11/01