内容説明
震災を経ても“世界”は終わらない。“非日常”が混じり込み、常に緊張感に覆われた“日常”が続く。そんな中で生きていく私たちにとって、物語は、想像力は、どのような力となりうるのか。AKB48『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』、ドラマ『カーネーション』、映画『ダークナイトライジング』、小説『七夜物語』など、宇野が毎月ひとつ、一番気になっている作品をノンジャンルで評論する連載「THE SHOW MUST GO ON」の2012年度分をここに収載。
目次
ファンタジーの作動する場所―『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』
糸子のために―『カーネーション』
堀江さんとのこと―『刑務所なう。』
僕たちは「夜の世界」を生きている―『七夜物語』
東京タワーとビッグサイトのあいだで―『巨神兵東京に現わる』/「館長庵野秀明特撮博物館ミニチュアで見る昭和平成の技」
原子爆弾とジョーカーなき世界―『ダークナイトライジング』
解放の呪文はいかにして唱えられてきたか―『すうねるところ』
遊びをせんとや生まれけむ―大河ドラマ『平清盛』
“補完”後の未来―『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
鎌倉にて―『最後から二番目の恋』
番外編 これは想像力の要らない/必要な仕事だ―2012年12月衆議員総選挙から日本を考える
いま爆弾を、花火に変える方法は―『So long!』
著者等紹介
宇野常寛[ウノツネヒロ]
1978年、青森県生まれ。評論家。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。総合誌『PLANETS』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ケー
ころこ
梟をめぐる読書
yamikin
ダンボー1号