内容説明
「孤独死も、腹をくくれば大往生」「逝き方決めれば、あとは楽チン」“大往生スペシャリスト”の対論。「生きて逝くノート」付き。
目次
1 自分の老いを認めよう
2 医者に丸投げしないで、自分で決めよう
3 誰に看取られたいか、考えておこう
4 最優先事項を決め、あとはこだわらない
5 サヨナラの極意を心得よう
6 家族と死を語り合おう
7 老後の費用を用意しよう
著者等紹介
中村仁一[ナカムラジンイチ]
1940年、長野県生まれ。社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所所長。医師。京都大学医学部卒業。財団法人高雄病院院長、理事長を経て、2000年2月より現職。1996年より、市民グループ「自分の死を考える集い」を主宰
中村伸一[ナカムラシンイチ]
1963年、福井県生まれ。自治医科大学卒業。1991年、卒業後3年目の28歳で、福井県・名田庄診療所に地域唯一の医師として赴任。その後、住民約3000人の医療を20年にわたり担い続けている。名田庄村(現おおい町名田庄地区)における高い在宅死亡率を実現し、老人医療費、介護保険第一号保険料を県内で最も低いランクに抑えた業績を持つ。現在も地域医療に取り組む総合医の道を歩み続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かっぱ
3
親を安心して看取るための心の準備の必要性(まだ、元気ですが)と、自分自身のことも含めて、自宅で死ぬことが困難になりつつある現状と(地域にもよりますが)、ならどうしておけばいいのかということを教えていただいた。旧名田庄村のように、普段から地域での密なコミュニケーションがなければ、いざという時に備えてのエンディングノート(死に対する本人の意志を示すもの)は必要です。2013/05/19
チダ(uy1)
2
不慮の死含め年齢問わずいつ訪れるかしれない。 医師とは死への引導者という先人医師の言葉を思い出す。 ガン死が理想とされる記述には驚いた。死への準備時間をくれるという事に納得。誰でも一度は考えておいたほうがいい。 若いうちからエンディングノートを作っておくと、 より生の時間の貴重さを感じる。 この本を読み自分のそれを再度改定しています。 2013/05/19
まめお~
2
父が買った「このテ」の本4冊目。対談本。前回の「仁一VSひろさちや」は信仰心のない私にとって無益であったが、地域医療に取組む医師・伸一氏との対談は、「具体的な対応策」に踏み込んでいて参考になった。【60代】で準備を・・には同感!この本の購入者(父84歳)は歳の割には元気だが、さすがに判断力や実行力に欠け、このテの本を次々と買うだけで何も進めていない。母はすい臓癌闘病中「80歳になったら色々整理始めようと思ってたのに」という名言と多くのガラクタを残し、79歳で逝った。巻末「生きて逝くノート」絶対活用するぞ!2013/04/21