メディアファクトリー新書<br> 企業家たちの幕末維新―近代を真に拓いた男たちの知られざる死闘 忘れられた紳士録

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メディアファクトリー新書
企業家たちの幕末維新―近代を真に拓いた男たちの知られざる死闘 忘れられた紳士録

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840149242
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0221

内容説明

ビジネスマンが大河ドラマの主人公になることはほとんどない。が、終戦後の復興を見ても、人々を真に立ち上がらせるのは経済だ。日本が200年に及ぶ鎖国から速やかに近代国家となれたのも、新旧の政府を支え、近代産業へと果敢に蛇を切った企業家あってこそ。このとき、江戸から続く豪商も、新たにビジネスを興した冒険商人も、稚拙な財政や海外資本の攻撃に耐えた者しか生き残れなかった。誰もが不安な今、彼らのエネルギーこそが明日を拓くヒントになる。

目次

第1章 激動の日々のなかで
第2章 江戸の遺産と明治の挑戦
第3章 老舗を生き残らせた者たち
第4章 明治のベンチャー企業家列伝
第5章 技術者出身の企業家たち
第6章 社会的企業家たちのミッション
第7章 近代をつくった財界リーダー

著者等紹介

宮本又郎[ミヤモトマタオ]
経済史学者。1943年福岡県生まれ。神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了後、同大経済学部助手、大阪大学経済学部助教授を経て1988年、大阪大学経済学部教授に就任(現在、名誉教授)、関西学院大学客員教授、大阪経済大学客員教授、放送大学客員教授。専攻は日本経済史、とりわけ経営者の歴史を研究する企業者史学に造詣が深い。企業家研究フォーラム会長、大阪企業家ミュージアム館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshitomo Kurokawa

9
岩崎弥太郎、安田善次郎、藤田伝三郎、大倉喜八郎、みなさん、名前がすごいなと。政商で儲けた人が多い、というのがいけ好かなかったけれど、おかげ様で今のような暮らしが出来ていると思えば、感謝の気持ちが沸いてくる。今とは時代が違うと思うので、歴史の勉強だと思って。2013/06/29

6 - hey

2
明治企業家の入門書として最適。平易な文章が良い。2013/01/09

ロケンローラー

1
今も残る大店から、途中で消えていった商家、江戸~明治維新はチャンスとピンチのジェットコースター。 でも、結局は「一人の人間」から全て始まっている。今よりも構造はシンプルだったし、「西欧モデルの輸入」というお手本があったけど、それを「定着させる」「意識変革を起こす」という事がいかに大変か。 今の時代で、その「意識の変革」と「国民がみな同じ方向を見る」という事ができるのだろうか。 渋沢栄一や岩崎弥太郎、大倉喜八郎など、誰でも知っているような人も出てくるけど、それ以外の人物も興味深く。明治の企業人の人物ガイ2013/03/13

芸術家くーまん843

1
幕末以降、様々な起業家が誕生し、今に続く特大企業もあれば、栄枯盛衰の中、衰退した企業もある。そういった企業、商店はどのような取り組み方、向き合い方をして時代を乗り切っていったのか?について様々な考察がなされています。企業家であれば、読んでみることもオススメしたいと思います。まとめ・思いきった人材の登用と慣行軌道から逸脱する改革がなければ創業200年に及ぶ豪商といえどもこの時代を生き残れなかった・時代の変遷に合わせた事業の再構築・100歩先の見える者は狂人扱いされ50歩先の見える者は多く犠牲者となる。一歩先2013/01/29

gixtc990

0
幕末から明治期の激動の時代を企業家という観点から見た作品。幕末と言うと維新志士のことが頭に浮かぶが、この本は所謂財閥系の勃興やその中でイノベーションを引き起こした人物に焦点があてられており、中々面白く読みやすかった。2016/06/10

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