内容説明
妖怪とは―異世界の存在。いやそもそも架空の異形で…。でも意外に身近にいたりするのでは。妖怪よりヒトのほうがリアルに怖いかも！ヒトという姿の「怪」がいっぱい。『幽』好評連載に加え、描き下ろし充実。大田垣晴子の新境地。
目次
橋姫
出世螺
旧鼠
手洗鬼
雨女
濡れ女
山童
しょうけら
わうわう
鎌鼬〔ほか〕
著者等紹介
大田垣晴子［オオタガキセイコ］
１９６９年神奈川県横浜市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、同大学ファッションデザイン研究室勤務の後、独立。新聞、雑誌、広告で活躍中の人気画文家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
38
表紙がゆるかわいい百鬼夜行という感じ手に取った。太田垣さんの描かれる妖怪は、絵の上手い友達が授業中にノートの端に落書きしだしたのがエスカレートして消すに忍びない大作となったようなタッチで、どこか笑える。有名な妖怪より初めてお会いする妖怪が沢山。妖怪を紹介し、実生活でこんな感じの人いるいるを紹介。人のほうがなんだか厄介な気がした。「手洗鬼」「鎌鼬」「寝肥(ねぶとり)」「反枕(まくらがえし)」がなんかかわいい。「豆狸」に爆笑。「天井下(てんじょうくだり)」気持ち悪い。「犬神」を手に入れる方法にはぞっとした。2017/08/12
みかん@道北民
11
妖怪を人間に当てはめて紹介。こう見ると確かにこんな人達いますよねー。妖怪のモデルは人間か？寝肥は妖怪じゃねぇ（笑）天井下のとこはあれは驚きますよね～ｗ愉快なお友達だ。2013/05/18
ひなにゃんこ
9
★3.5 大田垣さんの本は久しぶり。妖怪の紹介をしながら、こんな人いるよね、って感じでその性質を現代に当てはめて描くコミックエッセイ。京極ファンとしては、京極作品に登場するマニアックな妖怪が出る度に、知り合いに会ったようで何となく嬉しくなる(笑)。サラッと軽い読み口で、妖怪に馴染みのない人も、楽しく読めるかも？2013/05/03
どあら
7
寝る前に読了したので、夢に見たら嫌だな～と思ったけど大丈夫だった❢❢ ご主人の幽体離脱はビックリするでしょう❢❢2014/08/10
圓子
6
手負いの蛇、桂男、あたりがいいなぁ。おーたがきさんのちょっとしたコメントが楽しい1冊。2012/11/18
