内容説明
警察犬試験での２回の失敗、初出動の苦い経験…心をつなげた一人と一匹の挑戦を追った感動のノンフィクション。
目次
第１章 訓練士になりたい
第２章 母犬・二歩と、わんぱく二葉
第３章 警察犬を目指して
第４章 警察犬・二葉の誕生
第５章 初めての捜索活動
第６章 二葉、前へ！
著者等紹介
秋山みつ子［アキヤマミツコ］
１９７３年生まれ、埼玉県出身。ノンフィクション作家
秋元良平［アキモトリョウヘイ］
１９５５年生まれ、岩手県出身。東京農業大学畜産学科卒業。新聞社写真部契約カメラマンを経て、フリーランスフォトグラファーの後、秋元良平写真事務所設立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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智湖
28
日本初の柴犬警察犬「二葉」と女性訓練士、久戸瀬さんの物語。頑固で自立心旺盛な柴犬を訓練し、警察犬に育てた久戸瀬さんの努力と、厳しい訓練についてきた二葉との絆の深さを感じた。 人の為に尽くす久戸瀬さんと二葉の生き方に憧れたけれど、浅はかだったと猛省。 山で遭難した男性2名の捜索をした時。雨でぬかるんだ道、濡れ落ち葉や倒木に足を取られ、久戸瀬さん自身も迷いそうになることも。後日、行方不明者は遺体で発見。救えなかった命、家族の悲痛な気持ちを考え苦しむ。綺麗ごとでは出来ない、尊い生き方だと心から思った。2019/09/25
さゆ
18
いいないいなー。二葉の写真がいっぱいあるけれど、どれも久戸瀬さんの顔を真剣にみつめている。なんという信頼感だろう。羨ましい。犬って個体差があるだけでなく、犬種にも個性がいろいろあるんですね。あんなに主人に一途な柴。いつか飼いたいなあ。2012/09/09
とんぼ
6
きゃわーーww 写真だけでもう満足です(笑)。幸せな犬はいい顔してるね。自然に笑顔になっちゃう。文章も子ども向きな面もあるのかちょっと読みやすすぎるけど、久戸瀬さんがトレーナーを目指す出発点から丁寧に書かれていてよかったです。初出動のエピソードはシビアな現実ですね。警察犬を活かすも殺すも一番大事なのはやっぱり人間側だなとつくづく思う。指導手は誰よりも犬を信じてあげないといけないんですよね。2012/07/29
きぃ
5
前に読んだ「芝犬警察犬 二葉」に比べると写真より字が多く警察嘱託犬の仕事内容がより詳しく書かれている。行方不明者を探すことができず遺体で発見されることもあるという。そんな過酷な捜索活動をボランティアでされている指導手は本当にすごい！犬が好きなだけではけっしてできない仕事だ。私は犬を飼ったことはないが久戸瀬さんと二葉との絆が羨ましい。写真の二葉がとてもかわいくて写真を見るだけでも楽しめる。2013/01/20
みいちゃん
3
とにかく写真が良い。二葉と二歩の久戸瀬さんを見上げる信頼に満ちた眼差しがなんともラブリー。本当に良いお顔で和みます。写真集として眺めるだけでも価値あり。2013/01/11
