MF文庫
怪談実話系〈7〉―書き下ろし怪談文芸競作集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840143998
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

日本ホラー小説大賞受賞作家・恒川光太郎と、世界の辺境地帯をみずから踏破するノンフィクション作家・高野秀行が初登場。都会で、山村で、そして東北の地やアジアの辺境で、平穏に暮らす人々の日常に、突如として降りかかる怪異の数々。ここでしか読めない、大人気“実話系”怪談文芸競作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

32
図書館本。恒川光太郎さん「布団窟」は「白昼夢の森の少女」で既読。高野秀行さん「神隠し」が秀逸でした。東雅夫さんによる「平地人を戦慄せしめよー『遠野物語』の血脈」とともに読むと、怪談に国境がないのだなと思います。巻末に「幽・文庫通信」と三篇の「投稿怪談」があるけれど、ともかく字が小さくて読みづらかった。ページを増やしてでもいいので、もう少し大きな字で掲載して欲しいと思いました。2019/07/22

ごへいもち

23
高野作品だけ。既読の本に出ていたことが薄く書かれているだけなので高野作品多読の私は読まなくてもよかったようだ2015/08/16

HANA

18
目玉は何といっても高野秀行「神隠し」。東南アジアでは未だ怪異と日常が一続きになっているということを教えられる。それにしても明治の遠野といい今日の東南アジアといい、怪異が語られるのはまさに周辺部でありますな。何となくオリエンタリズムという言葉を思い起こさせられますが。ほかの作品は実話怪談といいつつ小説調の作品がメインとなっている。やはり七冊目になると本来の実話怪談系も種が切れてくるんだろうか。2012/04/10

meow3

11
この巻も面白かった。高野さんが寄稿していたのとやや古めの遠野物語的な話がたくさんで嬉しくなってしまう。子猫が狂暴になる話は頂けない、関係ない引き取った家族をこんなに襲うとは思えないのでこれはただの創作ホラーかと。2018/05/30

りず

10
恒川さん目当てで読んでしまった笑。実話系はスッキリ着地しないのが多いけど、それが色々と空想させられて結構ゾッとした。どの作品も面白かった!作家さんのカラーが出てて、似ている作品もなく、飽きなかった。2021/01/28

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