内容説明
孤児のエイミーとダンは、ケイヒル家の遺産相続人候補となり、世界中に隠された39の手がかりを探す旅に出た。パリ、ベネチア、東京、モスクワ、シドニー、北京…多くのライバルが立ちはだかり、手がかり探しは困難をきわめた。だが2人はめざましい活躍を見せ、ついにこのレースの終着点の座標を突きとめたのだった。しかし、その座標は地図上に存在しない場所を示していた。絶望的な使命、危険すぎる罠、忍びよる恐怖の足音…。それでもエイミーとダンは、最後の試練に挑む―。
著者等紹介
ハディックス,マーガレット・ピーターソン[ハディックス,マーガレットピーターソン][Haddix,Margaret Peterson]
1964年アメリカ・オハイオ州生まれ。マイアミ大学卒。代表作は『ミッシング』シリーズ、『シャドウチルドレン』シリーズなど。これまでに国際読書協会児童書賞、米国図書館協会青少年向けベストブック賞を受賞。現在、夫と2人の子どもとともにオハイオ州コロンバスで暮らしている
小浜杳[コハマハルカ]
1973年横浜市生まれ。東京大学英語英米文学科卒。書籍の翻訳以外に、映画字幕翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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waraby
3
この年齢層が対象の、ミステリー、アドベンチャー、ファンタジー、SFのシリーズもののなかでは、とっつきやすさと読みやすさで抜きでているのではなかろうか。主人公ふたりの胸のうちも描かれてるし、オトナの私も続きを読んでみようかな、と思わされた。ひとまず休憩。世界各国のいろんな場所が出てくるのも魅力。2015/02/15
加野桃花
2
ええ~っ!?またかの新たな敵出現!?これからがもっと楽しみになりますね。2013/12/04
ギマ
1
おうちがいちばん。世代交代、舞台交代。ハチャメチャな中でなんとかなった、って感じだけど、カタルシスがそれなりにあったからいいかな。2017/06/28
錫
1
いよいよケイヒル一族が一つになる時が来た。そして、新たな試練が始まる。2017/03/10
雫石
1
エイミーとダンはついにレースの終着点の座標を突き止める事に成功した。地図上に存在しない場所で、二人は最後の試練に挑む。今まではライバルだった分家の者達と協力しながら先に進む事になるのだけれども、アリステア以外は若い世代の子供達が代表として進んだのが良かったのかなと思った。親世代が来てたら、わりと滅茶苦茶な展開になってた気がするので……。39の手がかりを求める旅はここで終わりだけれど、まだ物語は続く様なので、今後はどんな物語が展開されるのか楽しみであり、寂しくもあり。分家が協力し合っていけるのかも気になる。2013/11/18