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内容説明
怪談専門誌『幽』連載で5年間にわたって蒐集した怪談実話全100話を一堂に掲載。単行本版を加筆修正し、未収録の6篇を加えた決定版。
目次
無人島
泣き叫ぶ島
揺れる葉
高速道路
死神
人形
銭湯で見たもの
銭湯で見たもの後日談
公園の電話ボックス
離れに住む老人〔ほか〕
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青葉麒麟
29
怪談実話って銘うってるけど、そんなに怖くない。むしろ一ミリも怖くなかった。淡々と読み終わってしまいなんだかなぁ。ただ寝てる最中に足や手を引っ張られるのはマジ勘弁だわ。まぁ、そんな感じでした。2016/08/04
ヒロくま
21
暑くなると、このての本が欲しくなるんだよねー、毎年だけど?さて福澤先生の実話系百物語はゾクゾクと怖い話がキチンと百話。好きなくせに一気に読む勇気はなく、ページ数もあったので数日かけての読了でした。怪異なんて起きませんように!2018/07/23
pulpo8
17
100話収録の実話怪談集。なんといっても強烈だったのは「新興宗教」。新興宗教の敷地内に入った途端、歯が四本抜けてしまう!!ゾッとしましたよ、ええ。それから、人の死体に猫の魂が入るという「猫魂」。車を揺らす謎の少年「揺れる車」。エレクトーンの上で死んでいる、身に覚えの無い「金魚」。どこまでもついて来る「拾われた人形」も印象に残った。ということは気になったのは百話中五話ほど。ちょっと打率が低いか。でもまぁ、他も安定して読めたっちゃ読めたのでよしとする。2015/06/03
柊子
17
家族の霊ならいいけれど、全く知らない人に憑かれたり、好かれたりしたら嫌だな。すごく怖い話より、ほどほどに怖い話の方が現実味が感じられて、背中のあたりがぞぞっとする・・・2014/12/16
緋莢
15
小学校5年生になるひとり娘が交通事故に遭った。外傷はさほどでもないが、頭を強打して、意識不明の重体となった。娘が入院してから、2階にある部屋から妙な物音がするようになった。ある日、激しい物音がして、様子を確かめるためにドアを開くと・・・(「人形」)怪談専門誌『幽』で、5年にわたって蒐集した怪談実話100話を一挙に掲載。2017/04/08