MF文庫<br> やさぐれるには、まだ早い!

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MF文庫
やさぐれるには、まだ早い!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840143295
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

秋田から上京して20歳で作家になった豊島ミホ。初めて彼氏の居るクリスマス、ひとり花火大会、同棲問題…東京っぽくない東京暮らしの悲喜こもごも。順調そうに見えた彼女は、なぜ結果的に恋と仕事を失い、秋田へと帰ることになったのか。そして、いまどんな心境で再スタートを切ろうとしているのか。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録880日エッセイ+現状報告。

目次

東京
理想の彼氏
恋人へのプレゼントチョイス法・一例
女子のためのAV鑑賞入門?
ググりググられて生きるのか?
私は選挙が好きだ
スパルタおけいこの記憶
十年パンツ
おかえりなさい
やめちゃいたい〔ほか〕

著者等紹介

豊島ミホ[トシマミホ]
1982年秋田県生まれ。2002年「青空チェリー」で第1回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

80
朝起きて顔を洗って歯を磨いて化粧して出かけてごはん食べて寝る…ただそれだけの当たり前のどこにでも誰にでも繰り返される退屈な日常。その中で確実に何かを感じたりしているんだろうけど言語化されない。そこのところを作家さんはみごとに言語に化かしておもしろがる。そういうところがエッセイっておもしろいな。って思って書けそうな気がしたり…ね(書けないけど)。豊島さんのエッセイも日常の他愛ない出来事を女子どうし紅茶でも飲みながらグダグダくっちゃべってるような雰囲気の「これぐらいがちょうどいいよね」っていう感じのエッセイね2013/11/22

lonesome

36
例えば、自分は綿矢りさの小説の主人公に自分や好きな人の姿を重ねて見て、綿矢りさもきっとこういう人なんだろうなと想像する。かたや豊島ミホの文章からはまるで友達のように感じて読んでいる。このエッセイ集もそうで、文庫版に追加された二つのエッセイにも親近感を持った。「変身願望」の話で顔にコンプレックスがあると書いていて、自分もそうでつねにかっこよくなりたいと思っているので、根底にあるものが似ているから友達のように思えてこんなに豊島ミホの書く文章に愛着が持てるんだろうなと実感した。2014/02/13

takaC

26
約53度、ナイスを押したくなった。2012/03/25

ヨータン

20
この著者の作品はあまり読んだことがないけど、このエッセイ面白かった。著者も地方から上京しているので、共感できる部分も多かったし。作家を辞めてしまうのとっても残念。2014/11/05

18
単行本既読。「エバーグリーン」や「ぽろぽろドール」の断片が詰まっているエッセイだなあと思った。全体的にはとても面白い。彼氏にやかんプレゼントする話とか理想の彼氏の話とか。 山本文緒さんの解説が良かった。私も豊島ミホさんの書くものならいつでも読みたい。彼女にまた小説の世界に戻ってきて欲しいと思った。2011/12/27

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