メディアファクトリー新書<br> 2100年、人口3分の1の日本―人口変動で語る日本論

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メディアファクトリー新書
2100年、人口3分の1の日本―人口変動で語る日本論

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840139038
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0233

内容説明

日本の人口は、現在の1億3千万人が50年後に9千万人に、100年後には4千万人にまで減ると予想されている。この変動が政治や経済や労働環境、家族関係や恋愛のあり方までをも大きく変えてしまう。それは、滅びゆく寂しい社会なのか、それとも意外なユートピアなのか?歴史人口学の第一人者が数々のデータを駆使して描き出す、人口という名の未来予想図。

目次

序章 人口が日本の未来を映し出す
第1章 100年後、日本人口は4000万人になる
第2章 人口4000万人の暮らしと経済
第3章 人口4000万人の都市と地方
第4章 人口4000万人の人間関係
第5章 外国人5000万人の未来
第6章 人口100億人の世界
終章 未来には必ず希望がある

著者等紹介

鬼頭宏[キトウヒロシ]
歴史人口学者。1947年生まれ、静岡県出身。上智大学経済学部教授。専攻は日本経済史、歴史人口学。日本における人口学の祖・速水融に学ぶ。「宗門人別改帳」などの史料をもとに、縄文時代から江戸時代までの人口推移を初めて明らかにした。日本生活学会今和次郎賞、日本人口学会普及奨励賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

36
なんとなくだが未来の日本が見えてきたような気がするほどしっかり今の統計を調べていてよかった。個人的には人口が減ったら鎖国してもいいようなきがする。2012/04/03

kubottar

17
人口問題を考える上で日本人が最も注目するのは、移民を入れるべきか否か?に集約される。自分としてはこのまま何もしないで落ちぶれていくことを希望するが、移民受け入れで世界で初めて成功した国を目指す未来も捨てがたい。しかし、老人だらけの国もシュールで面白いのかもしれないし・・難しいですね2014/04/14

rana

7
2100年といえば今幼い子どもたちの何人かは100歳前後で生きている可能性がある時代。その孫たちの世代が支え手。3分の1の人口になれば、交通渋滞も少なくなるだろうし、観光地もうまく観られるのではないだろうか。テーマパークの行列が無くなればいいだろうな。などと気楽なことを考えてしまったが、空き家や荒れ地が増え国土を維持管理するのが大変な時代になりそう。でも、人口が減っていくのは事実であるから深刻。2015/05/19

清作

5
2100年まで自分が生きているとは思えないが、2050年頃はまだ生きているかもしれない。そういう未来を様々なデータから予測し、仕事・経済・家族の在り方の変化や無縁社会等々将来について考えさせられる内容。少子高齢化で村や集落が消失したり農地が放棄され土砂災害などが多発すること、人口の都市部への集中が加速し、それに伴う弊害については考えたこともなかった。本書ではそういう危機に警鐘を鳴らす一方、今後の日本が執るべき政策の提言や希望についても触れていてよかった。2013/04/21

satoru_28

5
積読本を読了。少子高齢化が騒がれている今日ですが、その将来を統計データを用いて予想しています。可能性のある未来のひとつだと思いました。章毎にまとめがあり、理解の助けになりました。少子化を食い止めることが難しいなら少子化した社会をどう生きるか…こんな当たり前のことを考えさせてくれる本です。全ての年代の人におすすめですが、特に10代・20代の方に読んでもらいたいです。選挙が終わったばかりですが、自分が住んでいる国について真剣に考えていきたいですね。2012/12/17

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