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内容説明
本郷の古い旅館で行われた女性だけの百物語。披瀝される怪談は時に怖ろしく、時に切なく。古えの作法にのっとり99話で終えられたはずが…。百物語に参集した10作家が再結集して書き下ろす、後日談を含む「実話系」怪談競作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
143
怪談実話系の5冊目。複雑な物もいいですが、やっぱり単純な話は即座に理解できるのがありがたく捨て難い魅力がありますよね。『死屍奴霊の怪談』宍戸レイ:「今回も」A君がB君とルームシェアで暮らすマンションのB君の部屋の壁に人の手形に似たシミが見つかる。やがてシミは増殖しB君は失踪してしまう。A君が引っ越しを決め霊能師に会うと話す前から場所を知っていた。「タクシー」夜中に娘さんを乗せたタクシーの運ちゃんが目的地の家に着くと家の人から娘は死んでいる事を知らされる。翌朝娘の母がタクシー会社に電話すると彼も死者だった。2020/06/28
ナディ
31
なかなか読みごたえがあった。どの話も怖くて満足。2018/04/01
あたびー
30
「女たちの怪談百物語」に参加した女性作家たちによる競作。志麻子さんが例の女について語った際にそれっぽいの来たという三巳華さんのマンガ面白かった。加門さんの「船玉さま」は、海ってよりカルト系なので怖かった。長嶋さんの其者から聞いた話はいかにも眼前で語られているようで面白かった。三輪さん「箱主」はあまりにイヤすぎてホントの話だとは信じたくない。勝山さん「黄さん」はご利益譚なのに最後不穏な感じで怖かった。2022/03/24
のりすけ
17
人感センサー。我が家もたまにぽっぽっ…と玄関から廊下にかけてつくことがあるけど、「金も払わず電気代使うな!」といつも立腹しておりますのよ。『船玉さま』生臭いのは嫌やなー。『花うつけ』が一番好みでした。2022/11/09
poke
5
そこまで怖い!という感じはないのに、続けて何話も読むと何かがやってきそうで何度かにわけて読んでみました。もちろん、家では読めない!2016/06/05