内容説明
10年にわたり撮影された膨大な写真の中から、自然のままのフクロウの魅力をとらえた究極のベストショットのみを厳選して収録。1990年に動物写真で初めて土門拳賞を受賞した写真集が、リーズナブルなHANDY EDITION版で登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
29
フクロウの力強さがしっかりととらえられている写真集。足のたくましさ、羽のしなやかさ、雄大かつ繊細な狩の姿が、闇に浮かぶ。でも、まるっとした目がかわいいとゆー不思議な月夜の鳥の魅力はつきない。2014/05/01
朝比奈さん
15
かっこいい。かわいい。すてき。 と、ここまで褒めちぎっておいて何なのだが、フクロウよりもミミズクの方がより好きだったりする。2016/09/03
Maiラピ
12
1989年に出版された「フクロウ」をハンディサイズに再編集された復刻版写真集。土門拳賞を、動物写真で初めて受賞した“伝説”と評されるほどの1冊。21年も前、当時どうやって撮ったんだろうと思う写真が多々あったが・・・10年も南アルプス山麓のフクロウ谷に籠り信頼を得、いろんな工夫をしての撮影だと知る。垂直に飛び上がる、雪に佇む、ふわふわのヒナ・・・どの写真も凛々しく美しく可愛らしいのだけど、最後の止まり木に寄り添う夫婦のフクロウの写真が一番好き♪難しいことは抜きで出会えたことに感謝!2011/01/22
ぺったらぺたら子
10
名著再読。「森の探偵」が素晴らしかったので、また借りた。うっとり。特に脚だけ兎っぽいところ、横顔が平たいところが好き。思索的な表情が好き。その姿には、やはり神的なものを思わずにはいられない。2018/03/20
にゃおん
9
写真だけでなく、フクロウの生態についても詳しく書かれていて読み応えがありました。10年に及ぶ撮影。年に200日、撮影小屋に泊まりこんでの撮影。センサーやマイクなどハイテク機器を使った工夫。いやぁ、すごいです。まだデジカメ時代ではなかったので750枚撮りのフィルムカメラをセットして撮影したというのにはビックリ。750枚撮りのフィルムってあったんだ!2012/03/25