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内容説明
旗揚げ時にリング設営スタッフとして入団、その後レフェリーとなり今日に至るまで、全日本のマット一筋の男、和田京平が見てきた全日本プロレスの歴史と、そこで生まれた人間の熱き戦いのドラマを捉えたノンフィクション「人生は3つ数えてちょうどいい」に新章を加筆し、ここに文庫化。
目次
序章 明るく楽しく激しい「全日本プロレス」
1章 全日本黄金の歴史に外国人レスラーあり!
2章 和田京平という男―全日本入団までの道のり
3章 いきなりレフェリー―レフェリー京平誕生
4章 なにもかもがジャイアント!―馬場さんの付き人として
5章 天才・ジャンボ鶴田最強伝説!
6章 秀才・天龍源一郎と全日本
7章 守護神・三沢光晴の決意―四天王の時代とノア結成
8章 ジャイアント馬場死す―1999年1月31日
9章 新生・武藤ゼンニッポン―生き残りをかけて
あとがきにかえて―我が友・三沢光晴
著者等紹介
和田京平[ワダキョウヘイ]
1954年東京都足立区生まれ。数々の職業を経たあと、72年に全日本プロ・レスリングにリング設営スタッフとして参加。74年レフェリーとしてデビュー。以来全日本のマット一筋、いまやプロレスファンのあいだでその名を知らぬものはいない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
9
全日本プロレス派としては読んでおかないと(笑)若い頃はヤンチャだったけど、どんなことがあってもG馬場を裏切らなかった和田京平レフェリー。一方で、袂を分かち全日本を出ていった三沢光晴らにも仲間として一定の理解を示し、変わらぬ愛情を持っていたよう。そんな器の大きさは馬場譲り?プロレスの奥深さを改めて知ることができました!2023/07/30
ほしけも
5
レフェリーという視点から書かれてるから選手が言えない試合上での心遣いの部分がよくわかる。ルールがあっても盛り上がれば破っていいのだ。その辺りの機微を汲み取る能力もレスラーに求められてる。選手たちの(泣けるという意味だけでなく)ええ話が読めて楽しかった。2014/04/16
緋莢
5
「お前、リズム感がいいなあ。明日からレフェリーをやれ」リング設営スタッフとして入団した和田京平は、ジャイアント馬場からの思わぬ一言で、レフェリーに転向する事に。ジャイアント馬場夫妻との交流、外国人選手の素顔から天龍離脱、三沢退団、武藤社長就任など、全日本プロレスの事件などを書いたノンフィクション。2013/09/10
ドドイツ
2
新日っ子の私ですが、ベストバウトは天龍が馬場にフォール勝ちした、天龍・ハンセン組 vs 馬場・ラッシャー組 戦です。この試合には喜怒哀楽すべてが詰まっています。2015/02/14
カノープス
1
再読。レフェリング同様軽やかで心地よいリズムの京平節。馬場さんの最期の描写は泣ける。2020/10/30