ターシャを訪ねて―魔法の世界、コーギコテージの特別な一日

ナイト，ジョーン・Ｍ．【著】〈Ｋｎｉｇｈｔ，Ｊｏａｎ ＭａｃＰｈａｉｌ〉/スティット，ビル【写真】〈Ｓｔｉｔｔ，Ｂｉｌｌ〉/テューダー，ターシャ【絵】〈Ｔｕｄｏｒ，Ｔａｓｈａ〉/食野 雅子【訳】

メディアファクトリー（2010/06発売）

• サイズ A5判／ページ数 111p／高さ 22cm
• 商品コード 9784840134125
• NDC分類 726.5
• Cコード C0098

内容説明

大きな森に守られて、静かに暮らす７０代のターシャは、夢をかなえた喜びにあふれていた。バーモントの森の荒地を開いてつくった理想の楽園“コーギコテージ”。そこでリラックスして暮らすターシャの素顔を、編集者と映像作家がまとめた稀有な記録。

目次

１　コーギコテージは静けさの中に
２　力と健康の源―ヌビアン種の山羊の乳
３　庭へ！
４　ターシャの水彩画の世界に迷い込む
５　チッピー・ハッカー
６　自給自足の生活
７　タイムスリップ？！
８　挿し絵画家ターシャ
９　アイスティーを飲みながら

著者等紹介

ナイト，ジョーン・Ｍ．［ナイト，ジョーンＭ．］［Ｋｎｉｇｈｔ，Ｊｏａｎ　ＭａｃＰｈａｉｌ］
編集者、児童書の作家。ニューヨークの出版社、リッピンコット社に勤務。その後、子どもの本の作家として活躍

スティット，ビル［スティット，ビル］［Ｓｔｉｔｔ，Ｂｉｌｌ］
映像作家。若い頃は、映画や写真撮影の仕事で世界中を旅行し、エマニエル・ルイスのヒット曲「Ｃｉｔｙ　Ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ」や「Ｄｉｓｃｏ　Ｄｕｃｋ」のプロモーション・ツアーに同行して、来日したこともある。現在は、パートナーのジョーンと共にキャッツキル・マウンテン映画社を経営。映画、ファッション、テレビ関係のロケや製作業務を受託している

テューダー，ターシャ［テューダー，ターシャ］［Ｔｕｄｏｒ，Ｔａｓｈａ］
絵本作家・挿し絵画家（１９１５‐２００８）。アメリカでもっとも愛された絵本作家のひとり。１９３８年の『パンプキン・ムーンシャイン』以来、絵本や挿し絵を描き続け、１００冊近くを著した。５６歳から、バーモント州の山の中で自然と動物に囲まれた１９世紀風の暮らしを送った

食野雅子［メシノマサコ］
国際基督教大学卒業。サイマル出版会を経て翻訳家に。ノンフィクション、児童書など翻訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ochatomo]

日本オリジナル出版　1990年7月にドキュメンタリー映画製作企画書のため編集者アン・K・べネデュース氏とともに訪問した、素朴なレポートと写真18枚　「ターシャ・テューダーの世界」簡略版という感じ　もてなしに準備されたティーセットと生け花のテーブルの写真が簡素ながら美しい　2010刊

2019/11/25

[もも]

たくさんの植物と動物に囲まれた自給自足の生活。ターシャさんの人柄がよく分かる素敵な本だ。

2018/08/21

[二藍]

絵本や挿し絵を手掛ける作家でもあり、庭師でもあり、骨董収集家でもあり……自給自足の素朴な暮らしを守るターシャさんの本。描く水彩画の登場人物さながらのいでたちをして、物語の世界を生きているような女性だなあと感じた。とてもあこがれる。庭仕事、絵仕事、いろいろと興味を引かれるので、ほかにももうすこしターシャさん関連の本を読んでみたい。

2014/06/14

[読み人知らず]

素敵なターシャの庭。コーギーもかわいいし、自然の中で過ごす彼女が美しい。

2013/12/08

[まーちん]

断片的に切り取った写真集などは数あれど、全部が見れるのってなかなかない。だから余計にドキュメンタリー映画の話が実現しなかったのが残念！また、資料用に撮られた写真だからか作られた感がなくてリアル。「美術は教わってできるようになるものじゃない」という言葉が染みた。

2013/02/17