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冥談

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840132350
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

生と死のあわいをゆく、ほの暝い旅路―これぞ真骨頂!著者の「核心」に迫る、怪しき短篇小説集。

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビューする。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

勇波

108
このシリーズの洗練された文章が好きです。「幽談」よりもさらに現実との境界が曖昧になってる。。気を抜いてると彼岸に持って行かれちゃいそう。最後の二編『予感』と『先輩の話』が印象に残りました★2015/05/25

優希

100
体にまとわりつくようなねっとり感のある不気味な話が多い気がします。薄気味悪く儚い世界観。どの物語も誰かが見ているという雰囲気が漂いますが、だからこそ鳥肌が立つような感覚になるのだと思います。どことなく押し寄せてくる怖さもありますね。夜に読むと夢に出そうです。2017/07/18

七色一味

78
読破。水さんご推薦の【裏・怪談本】企画第二弾、初京極夏彦さんです。 「冥」は「暗い、奥底、あの世」の意。そんな、逢魔が時に相応しい、昏く妖しい短編集は、ふくらはぎのあたりに氷を押し当てたような、少し遠い薄ら慄さ(さむさ)を覚える一冊。まるでクラシック音楽のように、主旋律が変化しながらくる返されるように一つ言葉が微妙に変化しながら繰り返され、それが、徐々に雰囲気をしずかに盛り上げていきます。2012/08/21

takaC

72
じっくり読み込んでいるとなんかヤバい。2018/08/23

財布にジャック

60
表紙のこの幻想的な紫色が作品にぴったりで素敵です。幽談より、人間の過去や記憶を前面に出しているせいかちょっと現実的になってしまったのが残念!しかし、生きているのか死んでいるのか霧に包まれながらも、ドキドキと読み進めていくこの快感は凄いです。一番好きなお話は「柿」でしたが、「冬」の最後のセリフの「はなしかけるともっていくぞ」で何?何もっていかれちゃうの~!誰か教えてください。怖すぎ。2010/08/04

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