MF文庫
吉野北高校図書委員会〈3〉トモダチと恋ゴコロ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840131414
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校2年の秋、男友達の大地に彼女ができて、複雑な気持ちになっていたかずらに、藤枝はまっすぐな想いを向けてくれた。あれから1年―進路に悩みながら、かずらは、友達としてそばにいてくれる藤枝への、想いの変化に戸惑っていた。一方大地は、友人の小嶋がかずらを「好きだ」と言い出したのをきっかけに、かずらを女の子として意識しはじめて…。

著者等紹介

山本渚[ヤマモトナギサ]
1979年、徳島県生まれ。徳島県立城北高校に在学中、図書委員を務める。香川医科大学看護学科卒業。主婦業のかたわら書いた『吉野北高校図書委員会』で第3回ダ・ヴィンチ文学賞編集長特別賞を受賞しデビュー。高校生たちのまっすぐな青春模様が懐かしさや憧れを呼び、続編『委員長の初恋』で、シリーズとしてさらなる人気を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

142
受験だから、高3なんだから、と言って恋が禁物なわけがない。大事な時間だからこそ、心は揺れ動く。かわもっちゃんと藤枝の間に割り込んでしまう小嶋の複雑な心。県外の大学を目指すべきか、かずらは迷いに迷う。ここは、そう、話してみること。気持ちの整理もつく。自分の人間が小さいことにも気がつく。いやもう、余計なことは何も言わない方がいいのかな。読者自身が続編を想像しよう。2016/11/22

おしゃべりメガネ

115
シリーズ3作目です。今回は「かずら」と「大地」をメインにこれまでの流れ同様、進路と恋愛を軸に展開していきます。「かずら」を取り巻く‘環境’の変化に戸惑う「大地」、そこに「藤枝」がいい感じの雰囲気でからんでいます。シリーズ全般を通して思いましたが、こういう‘空気’はこの年代(高校生)でした味わうコトの出来ない非常に貴重な時間だなと。とにかく色んな物事に対し、がむしゃらに、真剣に、素直に喜怒哀楽満点で1日1日を大切に過ごしてほしいです。この作品がよりいっそう高校生年代から支持されることを心から願っています。2014/07/27

エンブレムT

111
「好き」と「友達」の境界線。その狭間に揺れる心情を丁寧に描いたシリーズの最終巻。友達に対する独占欲をも隠さず、素直にヤキモキしている脇役の壬生っちに気持ちを添わせて読了です。・・・この作品には、波瀾万丈は求めていなかったのですが、むしろ「何も起こらんでいい!」とすら願っていたのではありますが、「ホントに何も起こらないんだ!?」と驚いてしまった自分がいました(笑)「えっ?ここで終わりなの!?」と、心が叫んでおりまするwでもまぁなんにせよ、頑張っている人が報われる物語はホッとします。親子で楽しめる作品でした♪2012/07/23

takaC

104
本に挟まってたビラによれば「第1部(1〜3巻)完結!」の3巻目で前2巻を読んではいないけれど、大筋は理解できた。なんとなく馴染み深い言葉遣いだなと思っていた(p75まで不明だった)ら、案の定四国(徳島)が舞台の物語だったのね。なかなか面白かったので、1巻2巻も遡って読んでみよう。2話目終盤の壬生と大地の会話(と思考)が好き。ところで第2部は彼らの大学生編になるのでしょうか?2012/10/17

七色一味

103
読破。シリーズ3冊目の完結編。男女間の友情は存在しない!? なんとなく、わかるようなわからんような、でもでもやっぱりわかるような、そんな大地とかずの関係に藤枝もワンちゃんも振り回される。あ~、なんだか甘酸っぱいぞっ、甘酸っぱいったら甘酸っぱいっ。大地とあゆみのカップルは、それなりに高校生してるんだなぁ(笑)2014/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/502553
  • ご注意事項

最近チェックした商品