内容説明
在住15年-住むほどにミステリー。あなたの知らない「東京」がここにある。
目次
第1章 「東京らしさ」を見つめて(謝罪のスピード;外国人同士の東京作法 ほか)
第2章 深まるミステリー(乗り物酔いの街;ささやかな意見たち ほか)
第3章 迷宮にも季節はめぐる(近くて遠い瞑想の街;苦悶の春 ほか)
第4章 底の見えないこの街で(虫が起こす車内革命;おしゃべりはプールサイドで ほか)
著者等紹介
プロンコ,マイケル[プロンコ,マイケル][Pronko,Michael]
米国カンザスシティーに生まれ、アイビーリーグで哲学を修める。1987年友人の誘いで来日するまでに、3つの修士学位と博士号を取得する。現在は明治学院大学でアメリカ文学・文化を教えている
矢羽野薫[ヤハノカオル]
会社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
19
アメリカ人から見た東京、といっても1987年来日なので既に二十数年。こんなことに目を付けたのね、という感じ。苦手な哲学志向なのかスラ~っとは読ませてもらえない2014/05/18
なにょう
8
東京の大学で先生やってる方のエッセイ。日本に来て20数年のアメリカ人。★半分は面白い面白いって読んで、半分はちょっとくどいかなって流し読み。半分は日本全体に言える事かな、半分は東京について言える事かな。★田舎者だから、東京ってそんな感じかあって、むしろ勉強になった。やぱし、東京はおっかねえって思う。ほんと、あんなに人が歩いててもぶつからないものな。東京にいると、体から分刻みでエネルギーが吸い取られていく⁉︎とか。2016/01/10
Prussian_Blue
6
ニューズウィーク日本版での著者のコラムがきっかけで購入。外国人がマスクをする人に嫌悪感を示すのは知ってたけど、著者はちゃんと日本人がマスク好きである理由まで汲み取ってくれてありがたいw「歩く障子」とはよく言ったもので。「汗の位置付け」や「横目遣い」など、日本人でいると気付かないことを他者の立場から見られて面白かった。ただ、やはり「東京」についてのエッセイであって日本全体に一般化されるものではない部分も多く、田舎者の自分はむしろ著者と同じ立場だったりすることもしばしばだったw B2014/04/15
mooom
2
日本人には当たり前の習慣が、当たり前という見方を取っ払うとそんな風に見えるのか、と素直に面白かった。また、マイケルさんが日本の風習に順応してきてることを、誇らしいと思ってるのもかわいらしくてステキ。自分も海外に行って、知らない文化風習を感じてみたい、、と思うけど、ちょっと旅行するくらいじゃ見えるものは浅いんだろな。2020/09/10
座敷童
2
見方によってこうも違うものかと思いました。勿論外国の人の目から見た、つまり文化の違いっていうのもあると思うけれど。明日から周囲を違った目で見る努力をしても面白いかも、と思いました。2010/01/30