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内容説明
創造の女神カルドラが手にしていた「創造の書」。神々の争いで砕け散った断片は「カルド」と呼ばれ、それに秘められた力を駆使できる者を「セプター」と呼んだ。少女アーティは父に愛されたい一心で嘘をつきセプター候補として神殿で学んでいた。そんな彼女のもとに転学生の少年リェロンがやってきたとき、運命の歯車が大きく動き出す!SF大賞受賞作家が描く、傑作ファンタジー。
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年、岐阜県生まれ。1996年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞・金賞を受賞し、デビュー。2003年に発表した『マルドゥック・スクランブル』(ハヤカワ文庫JA)で第24回日本SF大賞を受賞。小説だけにとどまらず、コミック原作やアニメ・ゲーム制作に関わるなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
17
王道な展開と懐かしのカルドセプト。きちんと面白くするのはさすが!実はあまり期待していなかったので、良い意味で裏切っていただきました。2017/07/01
宇宙猫
13
★★★ よくあるタイプだけど、最後が気になったので続きも読むかな。2024/02/05
みか
13
これ、続編でないのかなぁ。めちゃくちゃ面白い。ゲームのノベライズらしいけど、単体で充分面白い。表紙も素敵。学園もので、ボーイミーツガールで、カードバトル。全てがベッタベタのお約束なのに、或いはだからこそなのか、するりと世界に入り込めて先が気になる。リェロン好きだ。アーティはちょいイラつく。エンリケがお馬鹿で可愛すぎる。そしてまさかの出来事にて一巻の終わり。二巻に続く。2013/11/09
本の蟲
11
「遊戯王」や「MTG」ほどの知名度はないが、知る人ぞ知るボード×カードゲーム(のゲームソフト)「カルドセプト」。その世界観、神話体系を利用して冲方丁が2003年に書いた同名小説の改稿・新装版。派手な召喚獣バトルの、ボーイミーツガールなファンタジー。旧版も相当おもしろかった。わざわざ新装版を買うこともあるまいと思っていたが、全面改稿で結末まで違うと聞いて手に取る。ゲームを知らなくても、属性や土地支配、通行料、相性が自然に描写されていて、世界観がしっかりしてる骨太なファンタジー物としておすすめ2021/03/29
ハル
11
ゲーム「カルドセプト」のノベライズだと知らずに読みました。大好きなゲーム+大好きな作家さん=超面白い 笑えなくなった少年と涙を心の奥に仕舞いこんだ少女の王道ファンタジー。ゲームでは省略されるバトルシーンが丁寧に描かれているのがすごく素敵。次巻が気になる…! すごく面白いけど、ゲームをやったことない人には少しわかりづらい部分はあるかも。2014/03/27