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内容説明
口癖は「掃除は、明日…」。片付けられないから、劣悪な環境で無気力になり、ますます部屋が汚くなる、という負のスパイラルにはまったまま厄年まで生きてきた辛酸なめ子。ある日、輝くばかりのマンションモデルルームに目を奪われ、購入を決意。はたして彼女は「片付けられる女」に変身できるのか?片付けベタを自認するすべての女性に贈る、引っ越しデトックス体験記。
目次
1 私が片付けられない女だったころ
2 引っ越し顛末記(~不動産に思うこと;修羅場カウントダウン~)
3 新築マンションライフ(~Addicted to おしゃれインテリア;素晴らしい日々~)
文庫特別付録 その後の話
著者等紹介
辛酸なめ子[シンサンナメコ]
1974年東京生まれ、埼玉育ち。武蔵野美術大学短期大学を卒業後、漫画、エッセイ、TV、ラジオなど、多ジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
46
どんな片付けの本よりも、私には共感出来ます。でもね、なめ子さんほどの床が見えないほど酷くもありませんけどね。断捨離系の本を読むと頭が痛くなるのは、いちいち当てはまっていて暗い気分になるからです。でもこの本は、かなり笑わせてくれて、なめ子さんが確実に物を片付けて地獄の苦しみを味わい、新しいマンションに引っ越しして、オシャレな家具を買いまくり(*゚▽゚)ノ 収入のケタが違うのである意味なんの参考にもなりませんけど、自虐的なネタ満載で、ネガティヴで、スピリチュアルな世界にハマるなめ子さんを他人とは思えないです。2014/03/18
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
22
うーん、霊ってそんなにいるのかなあ…ともあれお部屋がキレイになってよかったですね。2020/01/24
アコ
22
片付けに目覚めてのあれこれではなく、汚部屋から新築分譲マンションを購入・引越して、次こそは!という意気込みエッセイ。霊だなんだとスピリチュアル系がお好きでその手の本も書いているので、それらのこともよく出てくるも不快さ皆無なのも辛酸なめ子マジック。本来苦手なはずなのになー自虐混じりながらも独特の視点から成る文体と押し付けのなさゆえかと。ホームパーティーへの憧れもわかるような、で面白い。驚いたのは自炊をしないところ。で、少しやってみたくだりがあるので、自炊日記を切望。…困った、家具が欲しくなってきた。2016/08/15
meow3
13
文章を書くことが生業の人は資料や書籍の量が多いんだろうな。まさか雑誌の山に名前がついているとは。それにしても写真の汚部屋っぷりがなかなかです。お片付けというより不動産を手に入れ、理想の部屋を作るお話でした。2021/07/23
ごへいもち
10
978-4-8401-1849-1で読了2010/05/13
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