内容説明
ミステリー界を牽引する綾辻行人と、ホラー、SF界の奇才・牧野修。ホラー映画が大好きな二人が、怖がるだけではないホラー映画の愉しみ方、筆舌に尽くしがたい魅力を大いに語ります。アルジェントの新作のニュースに狂喜乱舞し、レザーフェイスに愛おしさを抱き、テキサスの田舎町にどよーんとさせられ、初ゾンビ体験を告白し合い、Jホラーの系譜を振り返り、アジアン・ホラーを観て幽霊文化の違いに思いを馳せ、巨大生物ものにほっこりなごむ。観終わったあとに思わず一人で拍手をしてしまう傑作から、どうしようもないとわかっていてもつい観てしまうB級、確信犯的に手を伸ばすZ級作品まで、貪欲に観て、ほっこりなごみ、数少ない友とその喜びと興奮を分かち合う。これぞ正しきナゴム、ホラーライフ。
目次
ナゴム対談
夢か幻か…『三人目の母』
怪物が好き!
テキサスの田舎につき要注意!
どよ~んといってみよう!
生ける屍の思い出
せっかちゾンビとのんびりゾンビ
頑張れジェイソン
誰がホラーを見ているのか
Jホラーあれこれ
昆虫パラダイス
危険な生き物がいっぱい
妖怪は別枠
やっぱりアルジェンドは凄い!
友だち百人できるかな
幻の映画
負けるな、スプラッタ!
とりあえずのラストボール
世界の終わりのサヨウナラ
ホラー好きに捧げるショートショート(「ホはホラー映画のホ」;「素晴らしき哉、友!」)
著者等紹介
綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都市生まれ。京都大学在学中は、京大推理小説研究会に所属。1987年のデビュー作である『十角館の殺人』は、その斬新な作風でミステリー界に大きな旋風を巻き起こす。以後、奇怪な館を舞台に緻密な謎解きを展開する「館」シリーズを次々と発表。精緻な文体と驚天動地のトリックで、世代を問わず読者を魅了しつづけている。1992年に『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。その物語世界は、本格ミステリーにとどまらず、ホラーや幻想文学にも広がっている
牧野修[マキノオサム]
高校時代からの別名義での執筆活動を経て、1992年に長編『王の眠る丘』で「ハイ!ノヴェル大賞」を受賞、作家としてデビューする。意欲的に作品を発表しつづけている。2002年に、『傀儡后(くぐつこう)』で日本SF大賞を受賞する。ゲームのノベライズも手がける。最近ではヤングアダルトや児童書にも活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うみ
asa
ペペロニ
34
walkalong621
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