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ナゴム、ホラーライフ―怖い映画のススメ

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  • サイズ B6判/ページ数 369p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784840128209
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0095

内容説明

ミステリー界を牽引する綾辻行人と、ホラー、SF界の奇才・牧野修。ホラー映画が大好きな二人が、怖がるだけではないホラー映画の愉しみ方、筆舌に尽くしがたい魅力を大いに語ります。アルジェントの新作のニュースに狂喜乱舞し、レザーフェイスに愛おしさを抱き、テキサスの田舎町にどよーんとさせられ、初ゾンビ体験を告白し合い、Jホラーの系譜を振り返り、アジアン・ホラーを観て幽霊文化の違いに思いを馳せ、巨大生物ものにほっこりなごむ。観終わったあとに思わず一人で拍手をしてしまう傑作から、どうしようもないとわかっていてもつい観てしまうB級、確信犯的に手を伸ばすZ級作品まで、貪欲に観て、ほっこりなごみ、数少ない友とその喜びと興奮を分かち合う。これぞ正しきナゴム、ホラーライフ。

目次

ナゴム対談
夢か幻か…『三人目の母』
怪物が好き!
テキサスの田舎につき要注意!
どよ~んといってみよう!
生ける屍の思い出
せっかちゾンビとのんびりゾンビ
頑張れジェイソン
誰がホラーを見ているのか
Jホラーあれこれ
昆虫パラダイス
危険な生き物がいっぱい
妖怪は別枠
やっぱりアルジェンドは凄い!
友だち百人できるかな
幻の映画
負けるな、スプラッタ!
とりあえずのラストボール
世界の終わりのサヨウナラ
ホラー好きに捧げるショートショート(「ホはホラー映画のホ」;「素晴らしき哉、友!」)

著者等紹介

綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都市生まれ。京都大学在学中は、京大推理小説研究会に所属。1987年のデビュー作である『十角館の殺人』は、その斬新な作風でミステリー界に大きな旋風を巻き起こす。以後、奇怪な館を舞台に緻密な謎解きを展開する「館」シリーズを次々と発表。精緻な文体と驚天動地のトリックで、世代を問わず読者を魅了しつづけている。1992年に『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。その物語世界は、本格ミステリーにとどまらず、ホラーや幻想文学にも広がっている

牧野修[マキノオサム]
高校時代からの別名義での執筆活動を経て、1992年に長編『王の眠る丘』で「ハイ!ノヴェル大賞」を受賞、作家としてデビューする。意欲的に作品を発表しつづけている。2002年に、『傀儡后(くぐつこう)』で日本SF大賞を受賞する。ゲームのノベライズも手がける。最近ではヤングアダルトや児童書にも活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うみ

17
先頃、とあるSNSで綾辻先生がこの本をあげていらっしゃって、懐かしくなって書棚から引っ張り出した。著者のお2人が熱く熱くホラーを語って語って語り尽くす。綾辻先生を神と崇めながら、ホラーが大の苦手な自分には、全く共感ができない(笑)。なのに! この本大好きなのです。共感できないはホラーという点だけで、これをプロレスや特撮ヒーローに置き換えてみれば、あら不思議、とたんにこの熱量が理解できちゃうわけです。熱量マックスのホラートーク、超楽しかった。2023/09/20

asa

7
ホラー映画が得意って訳ではないのだけれど、この本を読んでいると見てみたくなってしまうほど、この2人はホラー映画に対する愛情が凄い!まぁ知ってる映画はヒットした作品とかしかなかったけれどそれでも良いや~ネットで調べればいいしね♪みんなもホラーで和むポイント探しませんか?2010/08/09

ペペロニ

5
ホラー映画好き作家2人の往復書簡というか、交互に話題を出しながら書いたエッセイを載せている。2人とも本当にホラー映画が好きなんだと思わせる、のほほんとした語りが良い。この企画、もう一回やってくれると嬉しい。刊行からずいぶん経ったし、今だってたくさんホラー映画は作られている。最近のホラー映画についてあれやこれや2人が書くのを同じホラー映画ファンとして読んでみたい。2025/04/01

34

4
2人のホラー映画をテーマにした、キャッチポールエッセイと対談。 30年くらい前は、ホラー映画好きな友人と毎週のように映画館に行っていました。最近は…😂 名作からB級まで、楽しそうに書かれているので、観てみたい映画がたくさんありました。 「なごむ」や「どよーん」などほっこりワードがたくさんでホラー映画が最近苦手わたしでも楽しかったです。 「プレステージ」は観なくては!2024/09/15

walkalong621

4
わたしのホラーへの気持ちは、孫に対する老人のそれだ。もうひたすらに可愛いのである。ホラー映画をこよなく愛する二人の作家によるキャッチボール・エッセイ。ホラーは本質的にマニアックなジャンルなので、それについて語る時、つい口調が排他的に、捻くれた選民のようになることがある。「こんなのが好きな僕たち」のような。この二人にはそれがない。大好きなものをとても楽しそうに語るので、読んでいて心地よい。まさにタイトルの通り、「和む」のだ。 「スケルトン・キー」「怨霊の森」「機械仕掛けの小児病棟」など、見たい映画が増えた。2021/09/22

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