内容説明
「おなかが空いているときに食べるとおいしいのはなぜ?」「ビールにはどうして柿の種が合うの?」「みんな、トンカツとラーメンが大好きなのはどうして?」など、食に関する素朴な疑問を解明しながら、おいしさとは何かを追究する。おいしさを科学的観点から見つめる、栄養化学の第一人者・伏木亨と、映画『かもめ食堂』『めがね』『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』などで、料理を創作してきた人気フードスタイリスト・飯島奈美による、オイシイ対談集。
目次
第1章 味を感じるメカニズム(味の伝達方法はわかっていない?;味はどうやって記憶されている?)
第2章 おいしさをつくるもの(食欲とおいしさを感じるしくみ;食感に求めるもの;おいしい色ってどんな色?;視覚とおいしさの関係;シチュエーションが作るおいしさ)
第3章 本能とおいしさ(食べる順番と満足感の関係;無性に食べたくなるものの秘密;甘味とうま味;1日に必要な栄養量と快感量;飽きない味はどんな味?;不足したら欲するもの、無制限に欲するもの)
第4章 いろいろなおいしさ(鮮度vs熟成の秘密;国が変わればおいしさも変わる?;味の“好み”はどうやって決まる?;味の好みは年齢で変わる?;男と女と味のなぞ;お酒に合う食べ物は?)
第5章 日本人にとってのおいしさ(だしを大事にする日本!;日本人が素材を重視する理由;日本のご飯はすばらしい)
著者等紹介
伏木亨[フシキトオル]
栄養化学者。1953年、京都府生まれ。滋賀県で育つ。75年、京都大学農学部食品工学科卒業。80年、同大学院博士課程修了。同大学同学部助手、助教授を経て、94年より、同大学大学院教授。現在、日本栄養・食糧学会理事、日本香辛料研究会会長などを務める。専門は食品生物化学、栄養化学。おいしさを感じるしくみを、生理学、脳科学、食文化、食品科学といった幅広い観点から研究している
飯島奈美[イイジマナミ]
フードスタイリスト。東京都生まれ。フードスタイリストのアシスタントを経て、98年に独立。日清食品「チキンラーメン」やPasco『超熟』などのTVコマーシャル、『かもめ食堂』『めがね』『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』などの映画で、フードスタイリストを担当。見ているだけで思わず食欲をそそられる料理が、話題となる。レシピ考案や料理創作をはじめ、ケータリングなど、食に関する幅広い場で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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