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内容説明
「読書好きはモテるのか?」「処分された本の末路はどうなるのか?」「官能小説のタイトルは、誰がどのようにつけているのか?」ほか、本についてわからないこと、誰しもが(!?)気になることを、北尾トロがカラダを張ってねほりはほり調べました!雑誌『ダ・ヴィンチ』で創刊当初から続く人気連載、通算170本超から厳選して14本を収録。
目次
第1章 カラダを張って、ねほりはほり!(読書好きはモテるのか?;本を売るのもガッツだぜ!? ほか)
第2章 出版界の気になるギモン、ねほりはほり!(禁断の大人世界 官能小説のタイトルは、誰がどのようにつけているのか?;車内吊り広告はなぜ乗客の目をクギ付けにするのか!? ほか)
第3章 本まわり小ワザ、ねほりはほり!(手紙で女ゴコロはつかめるのか?;母に捧げるバラード 思い出を「本」にしてあの人に贈る方法 ほか)
第4章 こんなとこまで行って、ねほりはほり!(本好きたちのマンハッタン駆けずり紀行;神戸復興のシンボルは書店だった!? ほか)
著者等紹介
北尾トロ[キタオトロ]
1958年、福岡県生まれ。ノンフィクションライター。オンライン古本屋「杉並北尾堂」の店主でもある。2008年、長野県伊那市高遠町に古本カフェ「本の家」を共同で開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
51
【古書】書籍情報誌『ダ・ヴィンチ』の連載企画の一部を紹介する本書。趣味が高じて古本屋を開業したことがあるトロさんが、同誌編集と繰り広げる「本についてわからないこと」探求。それぞれの視点が面白いが、「おもしろいことは無駄な動きが呼び込むもの」というコンセプトが通底している。阪神淡路大震災1年後の神戸取材での無力感と希望もその一つだ。私は東日本大震災で、幸いにも大きな被害を被ることがなかったから、読書が癒しになったと思っていたが、生死に関わる被災者の気持ちに思いが至らなかった。それでも本が役立ってほしいと願う2024/08/17
佐島楓
24
私が求めていた情報よりだいぶ変化球だったし、ひとつひとつの企画に割かれたページが少ないとも思ったが、これはこれで楽しめた。「寝室読書術」入門と阪神大震災後の読書事情が頷ける内容だった。被災なさったかたが「却って集中力がなくなった」という意味のことをおっしゃっていて、胸が痛んだ。東日本大震災ではどうだったのだろう。無力感にさいなまれた作家さんも多いと聞く。どう本を希望につなげてゆけるか、それこそが出版に携わる人間に問われることなのだと思う。2013/11/26
犬こ
21
古本回収、ちり紙交換やってみよ~!で、実際、車調達し、やってみているところが面白い。北尾トロさんがダ・ヴィンチで連載した本にまつわるエッセイ。2016/07/11
ふろんた2.0
21
思っていたほど根堀り歯掘りされてない。街の古書店の衰退は新古書店チェーンの台頭ではなく、その前から兆候があったんだな。震災と読書について(この本はちょっと古いので阪神大震災のこと)の記述は、今まで本を提供するボランティアの話だけを聞いていたので前向きな面は知っていたが、読んでも頭に入らない、一時的な現実逃避にしかならないという否定的な面もあることを今更ながら知った。一方で、本を読む読まないにかかわらず、そこに書店があることが大事と思っている方が大多数だったのが印象的だった。2014/06/10
Syo
18
これまた、 美味しそうなタイトル。 んだけど。 う〜む。 2018/09/22
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