内容説明
森博嗣のブログ日記文庫化第8弾。7月は『スカイ・クロラ』映画化の発表に伴い、インタビューを受けたり、国際ブックフェアのトークショーに出席したり。8月はJAM国際鉄道模型コンベンションがあり、9月は日本工業大学創立100周年記念イベントで講演、ミニ鉄道フェスティバルも楽しんだ。しかし、最大のトピックスは、2年もまえに注文した機関車が完成し、イギリスから届いたこと。試運転も快調だった。仕事は、秋から冬にかけての出版ラッシュでゲラもラッシュ。今回の特別講師は、デビュー後、森が最初に会った作家で名古屋在住のあの人。装画はもちろん羽海野チカ。文庫オリジナル。
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特別講義(太田忠司)
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授職の傍ら、1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。受賞作をはじめとする「犀川・萌絵(S&M)シリーズ」で一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
26
森博嗣さんのブログ日記本8作目。今回も印象的な言葉が沢山あった。「いらいらの原因は、ほかならぬ自分の中にある。こういうときの解決は簡単だ。怒れば良い」「絶対評価をするためには、自分を見つめる沢山の視点を自分の中に持つ必要がある」「傍から見ていると「憧れを利用した若い労働力の搾取」ではないか、と感じられた」「小さな満足を足掛かりにして、もっと大きな満足へ向かっていく」2023/08/27
akira
25
モリログ第8段。 半分終わってしまった。この幸せがいつまでも続いてほしいと、願うばかりである。 ここ数巻は、日記シリーズを彷彿とさせる。社会の矛盾や理不尽に対して、合理的な思考で切り込む。良い悪いは二の次。おちついて考えてみると、それらは、実に短絡的な思考や判断を発端とし、徐々に歪んでいく。見抜く目は必要だろう。 本巻は、先生の天才論、読書論、住宅選び論など目白押しであった。 「本を読んで、これは凄い、という作品に出会うことは、かけがえのない経験だと思う。そして、それは自分で見つけてこそ価値がある」2014/02/06
ソラ
5
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 7月は『スカイ・クロラ』映画化の発表に伴い、インタビューを受けたり、国際ブックフェアのトークショーに出席したり。8月はJAM国際鉄道模型コンベンションがあり、9月は日本工業大学創立100周年記念イベントで講演、ミニ鉄道フェスティバルも楽しんだ。しかし、最大のトピックスは、2年もまえに注文した機関車が完成し、イギリスから届いたこと。試運転も快調だった。仕事は、秋から冬にかけての出版ラッシュでゲラもラッシュ。2008/03/01
Jimmy
4
今作も唸るフレーズいっぱいのお買い得。2017/03/24
χ
3
再読。森先生の暮らし方を読むと考え方や物事の捉え方、行動を真似したくなる。システマティックに仕事や趣味を進める思考法は大変実用的。新幹線予約してたのと違うのに乗る瞬発力も素晴らしい。珍しく政治の話も少し2017/01/30