出版社内容情報
大山 顕[オオヤマケン]
著・文・その他
内容説明
日本の大動脈高速道路を連結する交通の要衝。ジャンクションを味わうためのポイント解説+形式紹介+見学モデルコース+全国リストつき写真集。
著者等紹介
大山顕[オオヤマケン]
団地マニアの総本山「住宅都市整理公団」(総勢2名)の総裁。1972年埼玉県所沢市に生まれ、1975年千葉県船橋市に転居、準工業地域で育つ。1992年千葉大学工学部工業意匠学科に進学。専攻は環境デザイン。修士論文のテーマは工場のリノベーション。2002年WEBにて「住宅都市整理公団」を名乗り、団地の魅力啓蒙活動を開始。2004年から、ニフティの「デイリーポータルZ」での連載のほか、新宿ロフトプラスワンで行われた「団地ナイト」「工場ナイト」ほか、さまざまな展覧会やトークショーを主催。NHK‐BS『熱中時間』のレギュラー、団地マニアとしての登場メディアは多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PSV
11
こんな本を出すこと自体に驚くが、この本が置いてある図書館にも驚く。でも内容は、もっと驚く。日本の血管とでも言うべき高速道路の、そのジャンクションの美しさ。機能の追求の末にある美を、とくと味わった。 ★★★★☆2012/05/15
ふろんた2.0
9
武骨でありながらこの曲線美がジャンクションの魅力。巻末に国内全ジャンクションの一覧があるのも良い。2014/02/02
洋平
9
フォトジェニックなJCT鑑賞入門書。まず抑えるべきは"東の王様"箱崎JCTと、"西の王様"阿波座JCT。それぞれのトポロジーはオーソドックスなT字型に、土地面積が最も少なくて済む十字型。両国JCTはおあつらえ向きに用意された親水公園で鑑賞しよう。美女木JCTは防音壁で何層デッキか分かりづらい上級者向け。兜神社から望める江戸橋JCTは人通りが少ない休日の鑑賞が○。鳥栖JCTは日本で唯一のクローバー型。航空写真は圧巻。大阪・海遊館を楽しんだ後は天保山JCTにもお立ち寄りを。トリを飾る大黒JCTはさすがの貫禄。2012/09/10
スリカータ
5
そうそう!立体交差の道路を通る度に近未来的な不思議な感覚に陥る。ナビに平面図ぐるぐるの道路表示される時も同じ感覚に。じっくり見たいという欲求に応える写真集だった。狭い日本、どんなところにも立体交差の道を作り、土地の有効活用が素晴らしい。無機質なジャンクションは建設技術の賜物。ただ、この手の道を運転するのはちょっと怖い。2019/03/25
ゆとりある
4
東北の田舎から東京へ高速バス飛び乗って行くのですが東北道から圏央道や外環へのジャンクションがなんとなく好きで、ずっと見ていられるな、と思っていたそんな時に出会った一冊。ビルの間を縫うように走っている情景。人工物でありながら美しい曲線。どれも非日常的で近未来的だと感じます。夜景なんかは特にSFっぽい雰囲気。おかげさまで東京行くときは都内のジャンクション見物もするようになりました。知らない世界へどっぷりはまった気分。ただ圧倒されてしまいました。2016/09/24