内容説明
30代、独身、恋人ナシ。“乙女部”部長に就任。
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970年、神奈川県生まれ。2002年『葬式新聞』で「日本テレビシナリオ登龍門」優秀賞を受賞し、シナリオライターに。05年、『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞(現・新潮エンターテインメント大賞)を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カピバラ
39
うむむ。三十二歳で乙女部…ちょっと痛いかなと心配に。最後は、現実的になってよかったとホッとしました。とにかく遥香がいい友!2015/04/24
coco夏ko10角
28
読む前は正直「乙女部…」と思ってしまったけど、読んでみると「女子部」ではなくあくまで「乙女部」だった。亜子ちゃんはすごいな、自分だったらワクワクより不安がでかすぎる。小夏と遥香の友情が良かった。久しぶりにカタンやりたくなったけどメンツがなぁ…。2015/06/13
しょこら★
21
装丁からして、ザ乙女!運命の出会いを信じる小夏、アラサー。ビビっとくる出会いを願うも、ただボーッと待ってるだけでいいものか?でもガツガツしたくない、合コンは怖い、一歩が踏み出せない。 後輩や中年にはせっつかれるし、無駄に焦ったり、ぐるぐる巡る婚カツ問題。遥香の言動は確かに小夏を思ってだけど、どうにもやっぱり既婚者の余裕?上から目線っぽいな~なんて、ただの僻み?親友だったら、素直に受け止められるのかな? 独身つらいー。苦笑2013/02/25
ちび
17
面白かったです。 32歳独身、運命の相手が現れるのを待っている乙女、小夏のお話。 劇的な何かが起こるわけじゃないんだけど、女同士の友情とか、結婚してるしてないで友情が続くかどうかとか現実にありそうなお話で、スラスラ読めました。 遥香との関係が良いなぁ。 部下の飯野にはちょっとイライラしました。 もう少し続きを読みたかったです。2015/12/11
なるみ(旧Narumi)
17
読友さんの感想を読ませてもらう中で本書を知り、読んでみました。運命の人との出会いを信じる32歳 独身の女性主人公。乙女部は運命の人との出会いを信じる、他数カ条の入部条件があり、主人公は乙女部を結成、部長となり…といった話でしたが、最後に主人公が出会った男性にちょっぴり運命を感じた時、出会いはドラマティックでなく小さな種みたいなものだけど、その種を諦めず育ててこそ運命なんだ、との主人公の心の声には共感できました。読みやすい一冊でした。2014/05/17